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ポール・トーマス・アンダーソン『リコリス・ピザ』予告編が公開 ─ 1970年代、男女の恋愛模様を描く

リコリス・ピザ
© 2021 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. ALL RIGHTS RESERVED.

『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(2007)『ファントム・スレッド』(2017)などのポール・トーマス・アンダーソン監督最新作、『リコリス・ピザ』が2022年7月1日より公開となる。この度、メインビジュアルと90秒予告が到着した。

世界三大映画祭であるカンヌ、ヴェネチア、ベルリンすべてで監督賞受賞という伝説を作った天才監督、ポール・トーマス・アンダーソン。その最新作となるのが、本作『リコリス・ピザ』だ。メインキャラクターのゲイリー役を演じたのは、故フィリップ・シーモア・ホフマンの息子、クーパー・ホフマン。三人姉妹バンドのハイムのメンバー、アラナ・ハイムはアラナ役を演じている。ともに本作で鮮烈な映画デビューし、ブレイクスルー賞や主演女優賞など映画賞を総なめにした。

デヴィッド・ボウイの「Life on Mars?」に乗せて、鮮やかに彩られた予告編では、1970年代のサンフェルナンド・バレーでアラナとゲイリーが、偶然出会い、すれ違い、歩み寄っていく恋模様がみずみずしく描き出されている。アラナがゲイリーの家を突然訪ね、「オッパイみたい?」とワンピースを脱ぎ、「触っても?」と答えたゲイリーにビンタするシーンも。ふたりのパフォーマンスは、アンダーソンに「アラナの起用は本能的なもの。そして、クーパーの才能は信じられない(くらい素晴らしい)!」と言わしめるほどだ。

そのほか、ショーン・ペンがバイクで爆走したり、トム・ウェイツがバーで佇んでいたり、ブラッドリー・クーパーが車の窓を割り雄叫びを上げたり、ベニー・サフディ演じる政治家などの姿がとらえられている。何をしでかすのかわからない、脇を固める強烈な出演からも目が離せない。

リコリス・ピザ
© 2021 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. ALL RIGHTS RESERVED.

あわせてお披露目となったメインビジュアルは、海外と同じイラストを使用した日本ローカライズ版となる。そのレトロで温かみのある色調のデザインは、50年代から70年代に流行したイラストポスターを彷彿とさせ、圧倒的な存在感を放つアラナと、胸の前に差し出した手のひらの上にちょこんと乗ったゲイリー、そして個性豊かな共演者が散りばめられている。

本国では、そのデザイン性の高さとともに、70年代の懐かしさをも呼び起こすとして評判を呼び、「2021年のベストフィルムとテレビのポスター25枚」(IndieWire)、「2021年のベストフィルムポスター」(Playlist)など複数のベストポスターに選ばれ、大きな話題を呼んだ。

『リコリス・ピザ』は、2022年7月1日(金)TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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