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【特集】今日は、ライトセーバーについてじっくり語ろう

映画『スターウォーズ』シリーズに登場するライトセイバーは、映画の世界で一番有名な武器であり、一番有名な小道具であるだろう。
30センチほどの柄(ヒルト)から、スイッチひとつで1メートル前後の光るプラズマの剣が出てしまうのだから、カッコいいの一言である。

日本刀や西洋で使われた剣と違い、柄と剣の間に鍔(ツバ)が付いていない。「刃をつたい、手元に向かって下された時にはどうするのだろう?」・・・剣道をやっていた筆者は幼心に疑問に思った。


でも、ライトセイバーを使うのはフォースを操るジェダイ達。そんな心配は無用である!

今回は、ライトセイバーフェチである私が、みんなが大好きなであろうライトセイバーについてアレコレ語ってみたいと思う。

 

※LIGHTSABER は、公式には「ライトセーバー」で表記されるが、筆者を含めた20年来の古来のライトセイバーズは、発音である“ライトセイバー”と呼び、表記している。
http://lightsaber.s17.xrea.com/

ライトセーバー
http://scifi.stackexchange.com/questions/67556/where-is-obi-wans-lightsaber

ライトセイバーの誕生

ライトセイバーは、スターウォーズ・シリーズのコンセプトアートを描き続けてきたラルフ・マクォーリー(2012年3月3日82歳で死去)により、その姿が明確なものになった。

当初、ジョージ・ルーカスはライトセイバーのイメージを明確に出来なかったらしく、ラルフにコンセプトアートを描かせる事により、ライトセイバーを含めた全てのものがイメージとしてその姿を現す事になった。

ラルフ・マクォーリー
ライトセイバーのデザイン生みの親、ラルフ・マクォーリー

A long time ago in a galaxy far,far away…

遠い昔、遥か彼方の銀河で・・・とあるように、地球上で戦う剣ではない。遥か彼方の銀河で、現実社会よりも文明が進んでいる場所での物語に登場する武器であるため、具体的なイメージが湧かなかったらしい。

そこで、初期のラルフのコンセプトアートで、ルークとダース・ヴェイダーがライトセイバーを持って向き合う一枚のアートが生まれたのである。

art1

中にはストームトルーパーが持つなどしたアートも存在し、諸説あるが最終的にはフォースを使う主役と言われる人物の持つ武器として、設定されたのである。

art2

ライトセイバーは重たい剣であり、アーサー王の剣のようなイメージだったとされている。
その重たさゆえに、扱える者も限定しなくてはいけない。フォースを操るジェダイが携帯し、使うように設定されたのである。

ライトセイバーの影響力

ライトセイバーが登場した後、機動戦士ガンダムのビームサーベル、宇宙刑事ギャバンなどのレーザーブレードのように、子供向けのアニメや特撮物に似たようなものが登場するようになった。

今では、光る剣は当たり前のようになっている・・・

ガンダムのビームサーベル http://lightsabershop.seesaa.net/article/391827764.html
ガンダムのビームサーベル
http://lightsabershop.seesaa.net/article/391827764.html
ギャバン
宇宙刑事ギャバンのレーザーブレードhttp://tokutoku35.blog.fc2.com/blog-entry-148.html

ライトセイバー本体をどうするか?

低予算で製作された第一作目スターウォーズ。当時の記録写真を辿ると、最初はカラー写真であったが時間が進むに連れ白黒写真となっていった。行き詰っていた証拠でもある。

当時(旧三部作)の小道具を担当し、セットデコレーターを担当したロジャー・クリスチャン(写真中央)が、ライトセイバーやブラスターを考案、製作指揮をとったとされている。

イギリスのエリストリー・スタジオ(Elstree Studios)で撮影されてきたスターウォーズシリーズ。

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※以下は、筆者が約20年前に得た情報を基に記してます。

スタジオ近くに廃墟となった倉庫があり(イギリス軍の使っていた廃墟らしい)、何気に訪れたロジャーがひとつの箱を手にする。何か入っているようなので開けてみると、カメラとストロボ(フラッシュガン)が数本入っていた。

この時の再現と噂されているのが、オビ=ワンが箱からライトセイバーを取り出してルークに渡したシーンと、フォースの覚醒でレイがルークのライトセイバーを箱の中に発見したシーンと言われている。

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イギリス軍が記録のために使っていたカメラ類がそのまま置き去りにされ、ロジャーが見つけるまで放置状態であった。
倉庫の中には使用済みの武器が多数あり、ライトセイバー、ハン・ソロやルーク、ストームトルーパーなどのブラスターの基となるパーツになった。

ロジャーはルーカスにフラッシュガンの事を報告し、ルークのライトセイバーはグラフレックス(GRAFLEX)、ダース・ヴェイダーはマイクロ・プレジション・プロダクツ(MPP)のフラッシュガンが使われることになった。
オビ=ワンのライトセイバーに関しては、武器のパーツ、水道のハンドル、グラフレックスのパーツなどを組み合わせて作られていて、正に武器といった印象である。

それぞれが腰に携帯して登場する時のライトセイバーは指定され、スタントセイバー(戦闘用のブレードの付いたライトセイバー)が数本作られたが、グラフレックスやMPP以外のフラッシュもスタント用に加工され使用された。

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第一作目スターウォーズ『新たなる希望(以下:ANH)』のライトセイバーのみを記録する写真はほとんど無く、公式に世に出回っている写真はオビ=ワンとダース・ヴェイダーのみとなる。

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ANHルークのライトセイバーのみを収めた記録写真は無く、『帝国の逆襲(以下:ESB)』、『ジェダイの帰還(以下:ROTJ)』に至る旧三部作全てにおいて、単体の記録写真は公に出されていない。

その代りに近年行われているスターウォーズ展などでは、残っているオリジナルを目に出来る機会もある。

行方不明?・・・旧三部作オリジナルライトセイバー

2000年に入り、「オリジナルは今どうなっているんだ?」という話題がネット上で繰り広げられた。

ルーカスフィルムが管理運営するスターウォーズ博物館『スカイウォーカーランチ』には来場者には公開していなかったが、ESBでルークが使ったライトセイバーが保管されてあった。俗にいう『ESBランチバージョン(または、ダゴババージョン)』と言われるものである。
その他のオリジナルは、ROTJでルークが使った数本(うち一本はNASAにより宇宙で保管されている)、ROTJヴェイダーとヴェイダーがスタントで使ったとされる物がスターウォーズ展などで展示される。

肝心のANHルーク、ヴェイダー、オビ=ワンに関しては、「オリジナルは残っていない。行方不明である」との事。一番見たい第一作目のオリジナルが存在しないというのに、レプリカが販売されたのは納得いかないところでもある。

だが、筆者の様なライトセイバーフェチが出回っている写真や映画をコマ止めして細部を確認し、ネット上にあげるので、それを参考にしたという説がかなり大きい。

だが、「オリジナルは残っていない」の言葉には、納得がいかないのは筆者だけではないはずだ。

SWCLIII

2004年に発行された日本版STAR LOG(スターログ)19号で、ライトセイバーの特集のお手伝いをさせていただいた時も、ルーカスフィルムの回答は「ANHのオリジナルは現在存在しない」の一点張りであった。

世界各地で行われているスターウォーズ展であるが、2010年以降それまで見せなかった一本のオリジナルが姿を現すようになった。それは、記録写真の無いESBヴェイダーのオリジナルライトセイバーが展示されるようになり、ある日ROTJヴェイダーのライトセイバーとして紹介され、一般に公開されたのである。

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今まで表に出さなかったオリジナルを、なぜ出すようになったのか?

それは、ESBヴェイダーのレプリカが販売され、ファンの手元にレプリカがある事が主な要因であり、展示せざるを得なくなったのだろう。レプリカとの違いを見せるために・・・

レプリカはオリジナルを見ながら(もしくは図面を見ながら)製作し、どこに差を加えるか検討して作られるものである。

※現在、日本各地を巡回しているスターウォーズ展に展示されているライトセイバーは、過去に一般販売されたレプリカであり、オリジナルではない。

starwars_visions

スター・ウォーズ展 未来へつづく、創造のビジョン。

http://www.pref.toyama.jp/branches/3042/exhibition/exh_2016/exh_16_1.htm
富山県立近代美術館 開催日2016年4月16日(土曜)から6月26日(日曜)

starwars_visions2

オリジナルプロップを追求する映画ファンにとって、オリジナルを一度見てみたいという欲望を持っている事は、言うまでもないだろう。

レプリカに見るライトセイバー

映画ファンで欲しくなるのが、劇中で使われている小道具のレプリカではないだろうか?

幼い頃に見たウルトラマンのベータ―カプセルやウルトラアイ、仮面ライダーの変身ベルトもそのひとつであり、欲しかった一品であった人も多いはず。
筆者も小学生の時に第一作目スターウォーズをリアルタイムで見て、ライトセイバーに心を奪われ、20年の時を経て最初に手に入れたレプリカが、ライトセイバーである。

レプリカはレプリカであり、オリジナルではない複製品である。オリジナルとの違いや差を付けて製作し、販売するのがレプリカである。
そうしなければオリジナルの価値が失われ、本物と言いはる輩が出てくる事は間違いないのである。
ライトセイバーのレプリカは、ルーカスフィルム公認で1996年にICONSというメーカーから、ANHルーク、ヴェイダー、オビ=ワンがそれぞれ販売された。当時日本円で5万円前後だった記憶がある。

icons

ICONSは5年契約であったが期限を待たずに倒産。約1年の空白があり、2002年からマスターレプリカ(以下:MR)が公認レプリカの製作販売を行っている。

エピソード1公開後、2000年頃から非公認でレプリカを販売する会社が続々と登場した。
STARWARS と LIGHTSABER を謳って商売をしている非公認業社に対し、ルーカスフィルムが一斉取り締まりを行うことになる。
そして、非公認でレプリカを製作販売していた二つの会社の創設者が、引き抜きというかたちで重役となり、MRが設立された。

その二つの会社(S社とL社)のディティールは素晴らしく、劇中には出ていないエピソード1のヨーダのライトセイバーをS社が非公認非公式で製作した結果、ルーカスに認められるものとなり、その後ヨーダのライトセイバーとして関連本に登場している。

余談だが、筆者はL社と交友関係を持っていた事もあり、MRのESBヴェイダーレプリカ製作の手助けをし、細部ではあるがアイデアが使われている。

※筆者も自作をし、ネット上にあげていた関係でルーカスフィルムに疑いを掛けられた過去を持つ。そして認められ、当時運営していたホームページがMRのブログにて紹介された。

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恐るべきレプリカの影響力

先に述べた通り、オリジナルとの差を付けるのがレプリカである。
ICONSが販売したルークとヴェイダーのライトセイバーではあるが、大きな違いがあることをある人物が発見。

同じライトセイバーフェチであるハンドルネーム Darth Saber 氏が指摘し、当時ライトセイバーフェチの世界では大きな話題となった。
ルークとヴェイダーのライトセイバーには、握り部分に黒いグリップが存在する。ICONSのレプリカはグリップが6本なのに対し、オリジナルは7本である事が判明したのである。

大胆な場所に差を付けているとは、誰もが思ってもいなかった。高価なものであるため、実際に持って楽しむのではなく、飾って観賞して楽しむのがレプリカである。

※筆者は一日一本、何かしらのライトセイバーを握り、何かしらのFXライトセイバーを起動させている。

この大きな差は許しがたい事であると、騒ぎになったのである。数年もの間、それを信じさせたルーカスフィルムも凄い!
その後、ICONSが販売した3本のレプリカがMRによりリメイクされ、オリジナルに近い状態で販売された。オリジナルでは動く部分(レバーなど)が動かないなどの細かい差を付けて・・・

これから販売されるライトセイバーレプリカの行方・・・

フォースの覚醒で登場したライトセイバーは二本。ルークのライトセイバーと、カイロ・レンのクロスガードライトセイバー。
果たして販売されるのか?

フォースの覚醒のルークのライトセイバーに関しては、クラウドシティで無くしたライトセイバーとは、少々違う。フォースの覚醒版Sykwalker’s Lightsaber が販売されるのか?

skywalker-lightsaber

カイロ・レンのクロスガードは、とにかくデカい。販売するとしたら、ビジネス的にマスクとセットで販売する可能性も無きにしも非ずかもしれない・・・

vader-kylo

昨今、非公認でレプリカを作り、売りさばいているファンがいるが、オリジナルに近いディティールを求めているファンメイドは素晴らしいものがあるが、やはりライトセイバーは自分でパーツを集めて作り上げるのが一番である。

ジェダイの様に…。

Writer

Manakin
マナキン

初めて映画館で見た映画が、一作目のスターウォーズ。ライトセイバーに心を奪われ、スターウォーズ神話を人生の教本としている。いつかはフォースが使える日が来る事を信じている・・・w 映画を見ている時は、現実から離れられる。映画を見て人生が変わった人もいる。自分も生き方や物事の感じ方が変わったかも知れない。映画・・・それは、人生に影響を及ぼす。

Comment

  1. 【特集】今日は、ライトセーバーについてじっくり語ろう https://t.co/yN5U3LwdC9

  2. ワラビー (@kobo97)

    【特集】今日は、ライトセーバーについてじっくり語ろう https://t.co/5Uq8FBirI5

  3. #OriverStyle 何が許せないって、現在発売されてるDVD日本語吹き替え版において、ライトセイバーがライトサーベルと発音されている事だ。【特集】今日は、ライトセーバーについてじっくり語ろう https://t.co/UXQKzJ8Oib

  4. 日本屈指の『ライトセーバーフェチ』が語る、ディープなライトセーバートーク。【特集】今日は、ライトセーバーについてじっくり語ろう #スターウォーズ https://t.co/yN5U3LwdC9

  5. @RINZIN01

    セイバー好きは必見w【特集】今日は、ライトセーバーについてじっくり語ろう https://t.co/QLXVvVgj0Z

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