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リンキン・パーク、「One More Light」の演奏はできないと明かす ─ 「悲しすぎるから」

PC: James Minchin III

新ボーカルを迎えて再始動を切ったリンキン・パーク(Linkin Park)のフロントマンであるマイク・シノダは英The Guardianのインタビューで、もうライブで楽曲「One More Light」を演奏することはないだろうと示唆した。

リンキン・パークは2017年にリードボーカルのチェスター・ベニントンを失う。楽曲「One More Light」は、チェスターの自死の2ヶ月前にリリースされたアルバムの収録曲。命を光の輝きに例え、「光がひとつ消えるからって、誰が気にかけるだろうか?僕は気にするよ」と優しく寄り添うように歌う楽曲だ。2019年には、米フロリダ州で飛び降りて自ら命を絶とうと試みる男性に、通りがかった女性がこの楽曲の歌詞を引用して思いとどまらせたというニュースが話題を集めた。

リンキン・パークは新ボーカリストにエミリー・アームストロングを迎えて再始動。チェスター在籍時代の人気曲も多く交えたセットリストでワールド・ツアーも行っている。ただし、バンドに「One More Light」を演奏する意向はないという。

この楽曲はチェスターの死後、彼自身へのトリビュートであるように再解釈された。「演奏するのは変な感じがする。もともとは当時レーベルで一緒に仕事をしていた女性が亡くなった時に書かれた曲です」とシノダは説明。「チェスターが亡くなってから、これは彼のことを歌った曲だと世界中が決めつけてしまった。だから、演奏するには悲しすぎるんです」と胸の内を明かしている。

リンキン・パークは2025年2月に来日公演を果たした。現在もUSツアーの真っ只中で、2026年6月まで世界各地でのライブ予定が組まれている。

Source:The Guardian

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から企画制作・執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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