実写版『リトル・マーメイド』エリック王子役にハリー・スタイルズが出演交渉中 ─ 『ダンケルク』以来の映画出演なるか

ディズニー実写版『リトル・マーメイド(原題:Little Mermaid)』に、俳優・歌手のハリー・スタイルズがエリック王子役で出演交渉中であることがわかった。米The Hollywood Reporterなどが報じている。
物語の主人公アリエルは、エリック王子の操縦する船が嵐で沈没した際、エリックの命を助け、そして恋に落ちる。エリックと再会するため、アリエルは海の魔女アースラを契約を結び、人間の姿になる代わりに声を奪われてしまうのだ。
報道によれば、ハリーは契約交渉の初期段階にあるとのこと。ワン・ダイレクションのフロントマンとして活動し、現在はソロ活動を実施しているハリーは、クリストファー・ノーラン監督作品『ダンケルク』(2017)で俳優デビューを果たした。エルヴィス・プレスリーの伝記映画(タイトル未定)に有力候補として挙がっていたとも伝えられたが、結果的に同作の主演は『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のオースティン・バトラーに決定している。『リトル・マーメイド』への出演が実現する場合、久々の俳優業となるわけだ。
実写版『リトル・マーメイド』で主人公アリエルを演じるのは、姉妹デュオ「クロエ&ハレ(Chloe x Halle)」のハレ・ベイリー。アリエルに黒人を起用する判断は早くも賛否両論だが、監督ほか製作陣に、いわゆる“ポリティカル・コレクトネス”を超えた意図があることは間違いないだろう。
また、ハリーが出演する場合、アリエル&エリックのコンビをともに歌手が務めるのもポイントとなる。本作には1989年のアニメ版でおなじみの名曲に加え、ディズニー映画音楽の名手アラン・メンケンと『モアナと伝説の海』(2016)リン=マニュエル・ミランダによる新曲も追加されるとのこと。ブロードウェイ・ミュージカル版のように、エリック王子に新たな楽曲が用意される可能性もある。
なお本作には、ヴィランのアースラ役に『ゴーストバスターズ』(2016)『ある女流作家の罪と罰』(2018)のメリッサ・マッカーシー、アリエルの親友で鯛のフランダー役に『ルーム』(2015)『ワンダー 君は太陽』(2017)のジェイコブ・トレンブレイ、陽気なカモメのスカットル役に『クレイジー・リッチ!』(2018)『オーシャンズ8』(2018)オークワフィナが出演交渉中と報じられている。
監督は『メリー・ポピンズ リターンズ』(2019)のロブ・マーシャル。同作でマーシャル監督とタッグを組んだデヴィッド・マギー、『キングスマン』シリーズのジェーン・ゴールドマンが脚本を執筆する。プロデューサーは実写版『アラジン』も手がけたマーク・プラットらが担当し、撮影は2020年初旬にも開始される見込みだ。
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