ディズニー実写版『ムーラン』主演女優に求められた3つの条件 ― アクション、語学、スター性

2019年米国公開予定の映画『ムーラン(原題:Mulan)』の主人公・ムーラン役に、中国人女優のリウ・イーフェイが起用されたことがわかった。米The Hollywood Reporterなど複数メディアが報じている。

『ムーラン』は、1998年にディズニーが製作・発表した同名アニメーション映画を実写化したもの。同作は古代中国を舞台に、父の代わりに男装して従軍したムーランが、フン族との戦争で勇ましく戦う姿を描いたミュージカルだ。

実写版『ムーラン』女優に求められた条件

本作の実写化にあたりディズニーのキャスティング・チームは、ムーラン役を発掘するため5大陸を横断。1,000名近くの候補者と面談を重ねたという。必須条件は3つ。マーシャル・アーツ(武芸)に長けていること、流ちょうな英語を話すこと、そして最も重要な条件として、スター性があることだ。文化的な正確さに沿うため、キャスティング・チームは中国系の女性を見つけることに注力していたという。

そして5大陸を横断した末にチームが発見したのが、中国の国民的女優であるリウ・イーフェイだった。

リウは1987年、在フランス中国大使館員であり大学教授の父と舞踊家の母のもとに生まれた。幼少期よりモデルとして活動しており、2002年にはドラマ『華の家族』で女優デビュー。北京電影学院に進学し、演技の勉強をさらに深める傍ら、2000年代に中国における数々の大ヒットドラマに出演した。

 

リウは10歳から14歳までの期間をニューヨーク・クイーンズで過ごしており、ムーラン役の条件である英語も堪能だ。2008年には米製作のカンフー映画『ドラゴン・キングダム』でジャッキー・チェンやジェット・リーらと共演していることから、第2の条件であるマーシャル・アーツもクリアしているといえるだろう。また2014年には米中加合作の映画『ザ・レジェンド』でニコラス・ケイジやヘイデン・クリステンセンと共にメインキャストの一人として出演を果たし、世界で活躍する女優としての前進を続けている。

ムーラン役の絶対条件である“スター性”だが、リウは2000年代中盤以降、中国で最も人気のある女優の一人だという。その清純な容姿から「フェアリー・シスター」の異名を持つリウは、モデルやダンサー、歌手としても活動しており、人気・実力ともに実写版『ムーラン』のヒロインには申し分ないだろう。ちなみにリウは、2005年にシングル『真夜中のドア』で日本での歌手デビューも果たしている。

現在、ハリウッドではアジア系やネイティブアメリカンといった非白人の役柄を白人が演じる「ホワイトウォッシング」への批判が数多くみられる。こうした状況下で『ムーラン』に中国人女優が起用されたことは、いかにもディズニーらしい好判断と言えるだろう。

なお同作の監督を務めるのは、映画『クジラの島の少女』(2002)や『スタンドアップ』(2005)などで知られるニキ・カーロ。

実写版映画『ムーラン』は、2019年に米国公開予定

(文:まだい)

Source: https://www.hollywoodreporter.com/heat-vision/disneys-mulan-finds-star-1061585
https://www.vogue.com/article/liu-yifei-5-things-you-didnt-know

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