【ネタバレ】「ロキ」シーズン2第2話、あの緊迫シーンはトム・ヒドルストンのアドリブだった

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)ドラマ「ロキ」シーズン2の第2話「ブレイキング・ブラッド」が配信開始となった。劇中では、しばらく悪さを控えていたロキが久々にヴィランの顔を覗かせた。監督を務めたダン・デリーウによると、とある迫真のシーンで見られたロキの行動は、トム・ヒドルストンによるアドリブだったという。
この記事には、「ロキ」シーズン2第2話「ブレイキング・ブラッド」のネタバレが含まれています。

第2話では、TVAの任務を放棄したブラッド・ウルフことハンター「X5」を捕獲すべく、ロキとメビウスが1977年のロンドンへ向かう。ロキの罠によってブラッドはあっさり捕まり、TVAの無駄に広い独房に収容された。シルヴィの居場所に関する尋問でブラッドに神経を逆撫でされたロキは、第2ラウンドに拷問マシンを用意。リモコンでマシンを操り、ジワジワと追い詰めていった。
久々に悪戯っ子ぶりを見せてくれたロキ。米Radio Timesでデリーウ監督が「あの部屋ではアドリブは完全に自由でした」と語るように、拷問のシークエンスでの演技は役者の裁量に委ねられていたという。実際に採用されたアドリブの一つが、ロキのリモコン操作だった。
「映画での経験からロキのことを理解するトムのおかげで、ロキが何かをしでかしかねない場所で前の自分に戻ったら、実際にどのボタンを押すだろうかということが分かりました。」
デリーウ監督に言わせてみれば、ヒドルストンは「“ロキ百科事典”のようなもの」だという。撮影現場でヒドルストンを頼ることも多かった監督は、「能力や映画で何があったのかを教えてもらいました。映画で出てくるロキのセリフを言うと、彼はロキの話し相手のセリフを言い始めるくらいでした」と振り返っている。誰よりもロキを知るヒドルストンだからこそ、説得力のあるアドリブを生み出すことができたのだろう。
ちなみに、尋問の第一ラウンドではシリアスな雰囲気のなか、メビウスが「ノックノック・ジョーク」を繰り出すが、これは演じたオーウェン・ウィルソンによるアドリブだったのだとか。
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Source:Radio Times