「ロキ」O.B.がメビウスの変異体だったかもしれない?幻のコンセプトアート公開

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)ドラマ「ロキ」シーズン2より登場したO.B.ことウロボロスが、メビウスの変異体だったという別案が明らかになった。シーズン2でコンセプトアートを担当したアレクシー・ブリクロが実際に描いたコンセプトアートをInstagramに投稿している。
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(2023)でアカデミー賞助演男優賞を受賞したキー・ホイ・クァンが演じたO.B.は、時間変異取締局(TVA)のメカニック。クァンのコミカルな演技も相まって、風変わりだが正義感もあるピュアなキャラクターとしてファンの間ですっかり人気者となった。

そのO.B.が別世界のメビウスだったかもしれない……?『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017)から数々のMCU作品に携わってきたアレクシー・ブリクロは、O.B.のトレードマークでもある黒縁メガネをクールにかけようとするメビウスのコンセプトアートをSNSで共有。ユニフォームのワッペンには「ウロボロス」の名前が記され、手には電動工具を持っている。
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「『ロキ』シーズン2のコンセプトアートです」と綴るブリクロは、「ウロボロスがメビウスの変異体であることを模索していた時のもの」と製作当時を振り返っている。「オーウェン・ウィルソンの似顔絵を少しイジって、大きな赤髭に変えました。別の時間軸から来たメビウスですね」。
もしこの案で進んでいたら、キー・ホイ・クァンによるO.B.は生まれなかっただろう。シーズン2劇中では、ロキだけでなくTVAのキャラクターたちのアイデンティティも丁寧に掘り下げられていったが、こうしたエモーショナルなストーリーラインも剪定されていたかもしれない。
ところでMCUでは、「もしも…?」の世界を描く「ホワット・イフ…?」(2021-)というアニメシリーズがある。ぜひ「もしも…O.B.がメビウスの変異体だったら?」というタイトルでやっていただきたいものだ。
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