『ローグワン / スターウォーズ・ストーリー』の予告編に若きロア・サン・テッカ 実は出てる説

2016年12月14日公開予定の『ローグワン/スターウォーズストーリー』の予告編第一弾がリリースされました。

「あの白いの誰？提督？」とか「ダース・ベイダー出ないの？出るんでしょ？」「ボバは？ねえ！ボバ！」とか、我々スターウォーズと聞くと不整脈を発症するようなファンは、年末までザワザワしっぱなしで、これが数年続くと思うと、果たしてこれは幸せな状態と言えるのだろうかとさえ思いますが、ここは心を落ち着けて、何の確証もありませんが『ローグワン』の予告編を見ていて、「あ、こいつ、episode7のあいつに違いない」と確信したキャラがいたので、この場で自論を展開したいと思います。

昨年末の12月19日、筆者は、豊洲の映画館でヨーダのコスプレをしながら『フォースの覚醒』のオープニング上映を見たのですが、冒頭のシーンからいきなり混乱させられてしまいました。

「このジジイは誰だ」

そう、ロアサン・テッカとパンフレットに役名が記載されたマックス・フォン・シドー演じる謎の老人。
ポー・ダメロンにスカイウォーカーの地図を託し、その後すぐカイロレンに斬殺されてしまい、劇中彼について言及されることはその後ありませんでした。

観終わった後、筆者はすぐに、この「ロアサン・テッカ」が以前のプリクエル、オリジナルトリロジーの何処かに出ていたのかと、調べまくりましたが、どこの記録にもロアサン・テッカなる人物は出てきませんでした。
ちょい役にしてはあまりに思わせぶりな台詞、登場の仕方。この謎の前に途方にくれていると、筆者の耳に、まことしやかな噂が飛び込んできました。

「ディズニーは、episode7,8,9とスピンオフ２作で、MCU（マーベルシネマティックユニバース）みたいなクロスオーバーやろうとしてるらしいよ」と。

なるほど、それならば、このロアサン・テッカは、オリジナルトリロジー以前の時代を描くというスピンオフ2作の何処かに登場するに違いありません。特に、2016年12月公開の『ローグワン』はepisode4直前、デススターの設計図を帝国軍から盗み出した反乱軍部隊の話、ここに登場するのが時系列的にも、一番怪しいではありませんか。
多くのスターウォーズファンも同じ結論に達し、ロアサン・テッカがローグワンに出てくることは、ほぼ既定事実のように語られています。中でも、発表されたキャストの中で一際目を引くマッツ・ミケルセンがロアサン・テッカを演じるという説が一番有力のようです。

しかしですね、ちょっと考えて頂きたい。マッツ・ミケルセンですよ？ハンニバル・レクターですよ？あの優しげな老人の若いころが、ハンニバル博士？ちょっと納得いかないな、と思っているところに、『ローグワン』予告編第一弾が投下されました。
ディエゴ・ルナさんが映ってますね？面長の優しげな顔です。こいつでしょ、ロアサン・テッカ。

ディエゴ・ルナが演じるのは帝国軍という噂もありましたが、どっからどう見ても反乱軍。しかも服装をご覧下さい。誰か思い出しませんか？
そう、『フォースの覚醒』のポー・ダメロンを完全に彷彿とさせるレザージャケット。わざわざこんな同じ格好させて、そこに意味がないなんて思えません。episode7で、重要な役割を果たす反乱軍のレザージャケット。これは、ロアサン・テッカ、ポー、そしてフィンへと続くジェダイではない反乱軍戦士の系譜のアイコンなのです。
きっと。ロアサン・テッカは、episode7の冒頭、ポーとの会話で、ポーがレイア姫を「将軍」と呼んだことに苦笑します。「あのお姫様のことか？」と。
つまりロアサン・テッカは、若く麗しきころのレイア姫と会ったことがあり、それはepisode4直前デススターの設計図をお届けにあがったときなんじゃありませんか！？

モン・モスマ将軍は『エピソード6 / ジェダイの帰還』で、デススターの設計図を手に入れるのに大きな犠牲を払ったと顔を伏せます。きっとローグワンの反乱軍戦士は全滅に近いダメージを負うのでしょう。そのただ一人の生き残りがロアサン・テッカさんなんじゃないでしょうか。部隊が全滅したトラウマから、優秀な兵士であったろうロアサンが、ジャクーみたいなとこで隠遁しているとしたら頷ける話です。

どうでしょう、ほぼ噂のみで組み立ててきたこの推論。どの程度当たっているのか、次の予告編で簡単に覆るのか。どちらにしてもとても楽しみです。

次は出てくるんだよね？アナキン！