『ザ・ロストシティ』ブラッド・ピットのカメオ出演、キアヌ・リーブスも同役の候補だった

サンドラ・ブロック主演、チャニング・テイタム&ダニエル・ラドクリフ、そしてブラッド・ピットとハリウッドが誇る俳優陣が勢揃いした注目の冒険映画、『ザ・ロストシティ』が2022年6月24日より日本公開となる。どうやらピットが演じている役には、『マトリックス』『ジョン・ウィック』シリーズなどのキアヌ・リーブスも検討されていたようだ。
本作の主人公は、人生に後ろ向きな恋愛小説家ロレッタ(サンドラ・ブロック)。彼女が書いた恋愛冒険小説をきっかけに、伝説の古代都市、“ロストシティ”をめぐるノンストップ・アドベンチャーが幕を開ける。ブラッド・ピットが演じるのは、予告編にて颯爽と登場する超絶ハンサムのジャック。現時点では謎に包まれたキャラクターだが、イケメンというところではまさしくピットに相応しい役どころと言えそうだ。
もっともジャック役には、キアヌ・リーヴスもまたキャスト候補のひとりとして挙がっていたと、メガホンをとったアダム・ニーが明かしている。米ScreenRantのインタビューにてアダムは、「はじめはキアヌ・リーブスにしようと思っていたんです。ただ、『ジョン・ウィック』で彼は手が離せなかったんです」と断念した理由を説明。『ジョン・ウィック』シリーズ第4作への撮影の影響により、スケジュールの都合がつかなかったということだろう。
「ブラッドは常に第一候補だったんですが、実現するとは思ってもいませんでした」と頭を抱えていたところ、「『ブレット・トレイン』にサンドラが出演したことで、それが叶うことになったんです」と、アダムは説明を続けている。『ブレット・トレイン』とは伊坂幸太郎の小説を基にした映画化で、ピットが主演を務めている作品だ。そこにサンドラが出演してくれたことへの恩返しこそが本作参加の決め手となったというわけである。
ジャックが本編でどんな活躍を見せるのかは定かでないが、予告編では、ピットとサンドラのハンサムジョークが繰り広げられている。そんなふたりのコミカルな掛け合いは注目すべきところだろう。一方、候補に挙がっていたキアヌは、『ビルとテッド』シリーズなどコミカルな一面も見せる俳優。キアヌがジャック役を演じていても興味深いものになったに違いない。共同監督を務めたアダムもまた、「キアヌは大好きなので、彼がやっても面白かったでしょう」と述べている。

映画『ザ・ロストシティ』は、2022年6月24日(金)全国ロードショー。