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ドラマ版「ロード・オブ・ザ・リング」は「観たことないもの」 ─ 徹底的な原作研究、キャストが自信

ロード・オブ・ザ・リング
Photo by bandita https://www.flickr.com/photos/cosmic_bandita/2218419160/ Remixed by THE RIVER

ドラマ版「ロード・オブ・ザ・リング(原題:Lord of the Rings)」では、J・R・R・トールキンが生み出した『指輪物語』のまだ見ぬ世界が描かれることになるようだ。現在ニュージーランドで実施中の撮影に参加しているベンジャミン・ウォーカーが予告している。

ドラマ版が描くのは、ピーター・ジャクソン監督による映画版『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』の舞台となった“第三紀”から“第二紀”に遡ることになる。撮影の合間に米Comicbookの取材に応じたベンジャミンは、ドラマ版に関する情報のほとんどを話せないとする一方で、「僕たちがやっているのは、皆さんが見たことがないものです」と伝えている。「ワクワクするものになりますよ」。

抽象的な表現にとどめたベンジャミンだが、彼が言う“見たことがないもの”とは、恐らくストーリーに関するものと思われる。ベンジャミンは「どこに向かうのか、それが何なのかといったものへのどんなに小さなヒントでさえ、初めて見たときの喜びを奪ってしまいますから」と語っているのだ。

新たなストーリーを描くにあたり、作品に投じられる予算は映画版から倍増する。既報では、シーズン1だけで4億6,500万ドル、日本円にして約504億円が費やされているという。ベンジャミンは「恋に落ちた相手に指輪を買うみたいに、本気なんだということを示すために出来る限りのことするようなもの」と例えながら、この莫大な制作費が妥当であると米Colliderで説明している。

制作費が上がれば、その分期待も高まりそうだが、ウォーカーにはプレッシャーはないのだろうか。大ヒットを記録した映画版と比較しながらドラマ版を観ることになるファンも多いだろう。ベンジャミンは、「必ずしもプレッシャーと言う風には感じていなくて、集中を促すものと考えています」と語る。

「(今作は)関心をたくさん集めていて、期待している人も大勢いますよね。それは良いことで、みなさんも良いものであってほしいんです。さいわい、ここ(撮影現場)に集まっている人間も良いものになってほしいと思っています。レジェンダリウム全体を理解するために行わなければならない調査もやっています。原作もその1つです。それから、プレッシャーを与えてくださるファンには、トールキンに関する知識がものすごく豊富で協力的な方が世界中にいます。僕たちはそういったものを享受しているんです。」

※トールキンが長年取り組んできた巨大な神話群、伝説体系のこと。

現時点で正式に発表されているのはシーズン1のみだが、製作を担うAmazon Studios側は複数シーズン化を構想している。スピンオフ企画やフランチャイズ拡大も視野に入れられているというから、全ての基礎となるシーズン1には深く網羅的な製作が行われているようだ。ちなみに、Amazon Studiosの幹部ジェニファー・サルケは、本作について「長い時間を通して巨大な世界観を構築する」と自信をにじませていた

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Source: ComicbookCollider

Writer

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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