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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ネビュラ、『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』で「ぶっ飛んだ一面」見せる

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス
©Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータ イメージ

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのネビュラ役を演じているカレン・ギランが、次回登場作となる『マイティ・ソー/ラブ&サンダー(原題:Thor: Love and Thunder)』について予告した。監督・脚本のタイカ・ワイティティは、どうやらガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのメンバーにも工夫を凝らしているようで……。

『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)後の世界を描く『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』には、スター・ロード/ピーター・クイル役のクリス・プラットをはじめ、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の出演者も揃って登場する見込み。2021年1月にはカレンも本作への出演を遠回しに認めていたが、このたび米Colliderにはさらに具体的なコメントを寄せている。

「タイカは(登場人物の)ぶっ飛んだ一面をしっかりと引き出してくれるんです。全員が本当に面白いし、ぶっ飛んでいるし、バカバカしくなっていると思いますよ。」

『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』については、タイカが「自分史上最高にクレイジー」と認めているほか、主演のクリス・ヘムズワースらも脚本の出来栄えを絶賛。タイカは早くから「これ以上ないほどの、限界を超えた脚本。前作が平凡に思えるくらい」とも述べていた。ちなみにガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの登場にあたっては、同シリーズの監督・脚本を手がけるジェームズ・ガンが監修を担当。ガンも同じく脚本の完成度に「素晴らしい」とコメントしている。

ところでマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のキャラクターは、複数の作品に登場するため、何人ものフィルムメーカーによって作り上げられる性質がある。ただしカレンは、「ネビュラのあり方はジェームズ・ガンに由来するもの。彼がネビュラを作り出したし、個人的にキャラクターとの深いつながりを感じていると思うから」と語った。「ガモーラとのシーンを撮っている時、彼がリハーサルから泣いていたのを覚えています。彼は本当に力を注いでいる。(役柄は)彼にかかっていると思います」。

ちなみにその後のバトンを受け継いだのは、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)のアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟。俳優陣もガン監督不在の中で演じることに戸惑ったというが、ルッソ兄弟は演じる側の知識や知恵を積極的に受け入れた。「“サノスが、自分の父親が目の前にいたら、ネビュラはこんなふうに感じるんじゃないか”ということを言えたし、すべて映画に採用してもらえました」とはカレンの談で、キャラクターの扱い方に安心感があったことを認めている。

ジェームズ・ガンによって誕生したMCU版ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは、ルッソ兄弟&タイカ・ワイティティの手を経て、来たる『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(原題)』および、Disney+オリジナル作品『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー/ホリデー・スペシャル(原題)』で再びガン監督のもとに戻ってくる。進化を遂げてきたネビュラの物語が、ここからどう深まり、どんな一面が引き出されるのかにも注目だ。

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Source: Collider

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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