「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」シーズン2、トム・ボンバディルが登場へ ─ 原作ファン待望の実写化、『007』ロリー・キニアが演じる

2024年8月29日(木)よりPrime Videoで独占配信開始となるドラマ「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」シーズン2に、J.R.R.トールキンの原作小説ではお馴染みの人気キャラクター、トム・ボンバディルが登場することが発表された。ボンバディルの場面写真も公開されている。
トム・ボンバディルは、トールキンの原作に登場する出自不明のキャラクター。時を超越した才気を持ち、しばしば登場人物らを正しい道へと導き、広大な中つ国の世界を案内する。伝承では、中つ国の最古の存在であり、人知を超えた知恵を持つとされている。
並外れた探求心と好奇心・洞察力を持つボンバディルは、黄色いブーツ、青い上着、羽の生えた帽子を身にまとい、歌うような台詞回しとミステリアスな物腰で有名。原作では物語の多くの重要なシーンに登場していたが、これまでの映画シリーズでは登場シーンがカットされたことが、ファンの間で大きな話題にもなっていた。
ボンバディル役を演じるのは、ダニエル・クレイグ版『007』シリーズのビル・タナー役やなどで知られるロリー・キニア。ほか、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(2014)や『MEN 同じ顔の男たち』(2022)への出演でも知られる。

本シリーズのショーランナーであるパトリック・マッケイとJ・D・ペインは、「力の指輪」にボンディバルが加わることを喜び、以下のようにコメントを寄せている。
マッケイ「ボンバディルは気まぐれで不思議なキャラで愚かな面もあります。しかし同時に古代の知恵、歴史、そして神話と深く結びついた感情を持っていて、彼の思慮と能力は北欧神話と深く結びついていて、ヨーロッパのおとぎ話に深く根差したものなんです。」
ペイン「だから面白いことに彼は『ロード・オブ・ザ・リング』の中で最も『ロード・オブ・ザ・リング』的存在なんです。この世界感の中でトム・ボンバディルは、ある種の好奇心をそそるキャラクターで、暗い雰囲気の中でも童謡のような詩を歌ったりセリフを言ったりするのです。彼はこの作品のトーンにあらがうような存在で、暗闇の海の中で光を放つような人物なのです。」
また、ロリー・キニアはボンバディルの代名詞とも言える有名な青い上着と黄色いブーツを身に着け、謎めいた物腰や声の調子を自ら演じることを喜びながら、次のように語っている。
「ボンバディルは、とてつもない経験をし、大いなる開放感や共感を数多く体験してきたことで、小さなことこそが重要だと気付いています。彼の事を理解するうえで、それは実に身近で、私にも手が届きそうな存在だと感じました。」
シーズン2では、ガラドリエル(モーフィッド・クラーク)によって追放され、軍隊も追随者もない冥王サウロン(チャーリー・ヴィッカーズ)が、自らの狡猾さを武器に力を回復し、中つ国のすべての民を自らの邪悪な意思に縛り付けることができる “力の指輪 ”の鋳造をもくろむ。一方で、エルフ、ドワーフ、オーク族、人間、魔法使い、ハーフット族といったキャラクターたちは、迫りくる闇にのみ込まれ、惨禍の危機に瀕している世界で自分の居場所を見つけようと苦闘する。
「ロード・オブ・ザ・リング: 力の指輪」シーズン2は、8月29日(木)よりAmazon Prime Videoにて独占配信開始。
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