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「ロード・オブ・ザ・リング」新ドラマ、トールキン孫が相談役として参加 ─ 「見識」と「情熱」、物語に大きく反映へ

ロード・オブ・ザ・リング
©Amazon Studios

『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ待望の新章となるドラマ「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」に、原作者J・R・R・トールキンの孫として知られる作家のサイモン・トールキンが相談役として参加していることが分かった。ショーランナーを務めるJ・D・ペインとパトリック・マッケイが、サイモンのシリーズへの貢献を語っている。

ファンタジー小説の金字塔『指輪物語』の創造主として知られるJ・R・R・トールキンが1973年に亡くなってから、レガシーは子孫によって受け継がれた。トールキンの息子クリストファ・トールキンは、『シルマリルの物語』をはじめ、『終わらざりし物語』『中つ国の歴史』『ベレンとルーシエン』といった関連書籍を編集・出版し、中つ国の世界観拡大に大きく貢献した。そのクリストファの長男が、「力の指輪」に参加しているサイモンだ。

「力の指輪」の製作を率いるペインとマッケイは、米Entertainment Weeklyにサイモンとの面会時を回顧。夢のような体験であったことを明かしながら、シリーズにおける役割を説明している。

「初めてサイモン・トールキンとお会いした時は、自分をつねりました。J・R・R・トールキンの孫とテーブルに座って話していたんだ、って。そしてあれは、とてつもなく豊富でためになった話し合いのほんの始まりに過ぎなかった。彼の見識や細部までの目配り、『力の指輪』のキャラクターと全体構造への情熱は、私たちがお伝えする物語の中に織り交ぜられています。サイモンとの仕事は、一生に一度の経験です。」

自身も作家として名を馳せたサイモンは、『指輪物語』関連作品の映画化権に関する契約を特定の団体と結ぶことに後ろ向きだった父クリストファらに異を唱えたことで有名。フィルムメーカーとの協業及び映像事業に積極的な姿勢を持つ人物だ。サイモン自身、「私は、ドラマに関して、J・D・ペインとパトリック・マッケイに祖父のオリジナルの書物を含めた情報を提供し、Amazon Studiosを楽しんでお手伝いすることができました」とコメントしており、「力の指輪」では相互協力的な製作がなされたようだ。

「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」は、『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』シリーズから数千年前に遡る中つ国第二紀の物語。ピーター・ジャクソン監督版とは直接的な繋がりを持たず、Amazon Studiosのオリジナル作品として製作される。

ドラマ「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」は、2022年9月2日より Prime Videoにて独占配信予定。

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Source: EW

Writer

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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