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ドラマ版「ロード・オブ・ザ・リング」監督に『ジュラシック・ワールド/炎の王国』J・A・バヨナが就任 ─ 強力スタッフで原作・映画の前日譚描く

J・A・バヨナ
Photo by Ruben Ortega https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Bayona_en_la_alfombra_roja_de_los_Premios_Goya_2017.jpg

J・R・R・トールキン著『指輪物語』を原作とする、ドラマ版「ロード・オブ・ザ・リング(邦題未定、原題:Lord of the Rings)」の監督として、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)を手がけたJ・A・バヨナが就任した。

Deadlineによれば、バヨナ監督はシリーズの冒頭2話を担当し、エグゼクティブ・プロデューサーも兼任。『永遠の子どもたち』(2007)、『インポッシブル』(2012)、『怪物はささやく』(2017)など、スパニッシュ・ホラーをルーツとしながら、ジャンルを問わず美しい(そして時に残酷な)映像を切り取ってきたバヨナ監督だけに、中つ国の新たな物語がいかに描かれるか期待がかかる。映画版『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』のピーター・ジャクソン監督もスリラー/ホラー出身のクリエイターだっただけに、共通点のある人選といっていいだろう。

このたびバヨナ監督は、J・R・R・トールキンによる原作小説に賛辞を送り、「一生涯にわたるファンとして、素晴らしいチームに加われることを光栄に、そして嬉しく思います」とのコメントを発表している。「中つ国、そして第二紀の謎を、いまだ語られざる物語によって世界中にお届けするのが楽しみでなりません」。

ドラマ版「ロード・オブ・ザ・リング」は、原作『指輪物語』や映画版3部作で描かれた“第三紀”の物語ではなく、それらに先がける“第二紀”が舞台の前日譚。3441年間にもわたって続いた“第二紀”には、バヨナ監督も言うところの「いまだ語られざる物語」の可能性が山ほど眠っている。ストーリーや登場人物、キャスティングは明かされていないため、詳細は今後の情報を待ちたい。

シリーズの脚本を担当するのは、『スター・トレック BEYOND』(2016)初稿を執筆したJ・D・ペイン&パトリック・マッケイ。なお、二人の率いる脚本家ルームには「ブレイキング・バッド」(2008-2013)「ベター・コール・ソウル」(2015-)のジェニファー・ハッチソン、「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)のブライアン・コグマンという実力者が集結したと伝えられている。

なおバヨナ監督の就任にともない、これまでバヨナ監督のパートナーを務めてきたプロデューサーのベレン・アティエンザもエグゼクティブ・プロデューサーとして参加。そろってシリーズを牽引するキーパーソンを務めることになった。

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Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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