『スター・ウォーズ』女性キャラ批判にジョージ・ルーカス反論「レイア姫は反乱軍のリーダーでしたよね」

『スター・ウォーズ』創造主であるジョージ・ルーカスが、第77回カンヌ国際映画祭で、映画界への功績が認められて最高栄誉パルムドールが贈られた。談話に応じたルーカスは、『スター・ウォーズ』作品における女性ヒーロー像にまつわる批判に意見を述べている。米Varietyが伝えた。
『スター・ウォーズ』映画では、常に男性と女性のキャラクターが対等な立場で戦争に参加している。オリジナル3部作ではレイア・オーガナが、プリクエル三部作ではパドメ・アミダラが、自らブラスターを握って、兵士を率いて敵と戦った。ディズニーがルーカスフィルムを買い取った後の続編3部作では、レイが最も中心的な人物として描かれた。

それにも関わらず女性描写に対する批判が残っていることについて、ルーカスは「あの物語の中で、ヒーローは誰だと思います?レイア姫はどんな人だったと思います?」と反論。「彼女は反乱軍のリーダーですよ。彼女こそが、何も知らない若者(=ルーク)と、何も出来ないくせに、俺はなんでも知ってるぜと気取るやかましい男(=ハン・ソロ)を率いて、反乱軍を救おうとしている人ですよ」と、男たちを束ねていたのはレイア姫であると擁護。「アミダラ姫だってそうです」と加えた。
さらにルーカスは、「女性にズボンを履かせるだけでヒーローになると思ったら大間違い。彼女たちはドレスを着ることもあるだろうし、着たいものを着るでしょう」と意見を続ける。「大事なのは、その頭脳や、思考能力、計画性、理論性です。それがヒーローの素質です」。
『スター・ウォーズ』女性キャラクターの活躍はこれからも続く。デイジー・リドリーが演じたレイは『スカイウォーカーの夜明け』の続編となる新作映画に再登場するほか、2024年6月5日にディズニープラス配信となる新ドラマ「アコライト」では、キャリー=アン・モスが演じる強力なジェダイ・マスター、インダーラなどの新キャラクターが登場。ロザリオ・ドーソンが演じるアソーカ・タノ単独ドラマ「アソーカ」は新シーズンも期待されている。
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Source:Variety