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ファルコン号へ帰還のルーク役マーク・ハミル「こみ上げるものがあった」「一人にしてくれ」─『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』

スター・ウォーズ/フォースの覚醒
写真:ゼータ イメージ

映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』で、長年に渡ってスター・ウォーズを追いかけていたファンたちの真の「リユニオン」──再会が果たされることになる。前作『フォースの覚醒』(2015)では本格的な出番の無かったクラシック三部作の中心人物、ルーク・スカイウォーカーが戻ってくるのだ。既に解禁されている予告編映像の中には、ルークがミレニアム・ファルコン号のコックピットに戻り、変わらぬ機内を懐かしむ様子も見られている。やはりこの男がいなくては、遥か彼方の銀河系の冒険は始まらない…。

ルーク・スカイウォーカーを演じるマーク・ハミルはEntertainment Weekly最新のインタビューにて、このミレニアム・ファルコンへ「帰還」した時のことを、エモーショナルに振り返っている。

実はマークがミレニアム・ファルコン号の機内セットを初めて訪れたのは、撮影本番日ではなかったという。自分の家族やドキュメンタリー映像のカメラクルーと共に、普段着姿でセットを訪れたマーク。カメラクルーらは、1983年公開の『ジェダイの帰還』以来30年以上ぶりのファルコン号との再会の様子をカメラに収めたいと打診した。マークは快諾するのだが、久しぶりのファルコン号は想像以上の懐かしさがあった様子だ。「自分でも、こんなリアクションをするとは思いませんでした」と振り返る理由は…。

「子供の頃に住んでいた古い家を訪ねるようなものでした。こみ上げてくるものがあって、”一人にしてくれないか”と言いました。

伝説の中心人物を演じたマークにして「私が覚えているすべてのディティールが再現されていました。油のシミや配管パイプ、吊り下げられたサイコロ…すべてです」とまで言わしめたミレニアム・ファルコン号の精巧な撮影セット。その感激は製作のライアン・ジョンソン監督らにも伝染することとなる。

ライアン・ジョンソン監督は「ルークがファルコン号のコックピットのライトを点灯させるショットを撮ったときのこと、ハッキリと覚えていますよ」と述懐。その瞬間、スタッフみんなで顔を見合わせて”Oh my God”と放心したという。

「ガラクタじゃないか!」──モス・アイズリー宇宙港で初めてミレニアム・ファルコン号と出会ったとき、ルークはこう発した。それからと言うものの、その「ガラクタ」に身を委ねてハイパースペースを駆け、帝国軍の砲撃をかいくぐり、壮大な冒険を繰り広げてきた。2017年12月15日公開の『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』でルークは、ついぞその「ガラクタ」へ感動の帰還を果たす。きっと銀河のどこかで、ハン・ソロも自慢げな顔で笑っているだろう。

Source:http://ew.com/movies/2017/11/19/star-wars-last-jedi-luke-millennium-falcon/

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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