『スター・ウォーズ』もしルークがジェダイになっていなかったら?マーク・ハミル「教師になっていたのでは」

『スター・ウォーズ』の英雄ルーク・スカイウォーカーは、運命に導かれてジェダイとしての道を歩み、「伝説」として語り継がれる存在となった。それでは、もしもルークがジェダイになっていなかったら、どんな人生を送っていただろうか?演じたマーク・ハミルは「教師にでもなっていたんじゃないかと思いたい」と考えているようだ。
I’d like to think he would have been a teacher.
— Mark Hamill (@HamillHimself) June 17, 2020
ルーク・スカイウォーカーは、惑星タトゥイーンの辺境、水分農場を営むラーズ家で暮らす青年だった。友人たちのように帝国アカデミーに入学することを夢見たが、義父オーウェンは農場の運営に人手がいると言って聞かなかった。彼の父親のように、ダークサイドへ奪われることを恐れ、この砂漠の惑星にとどめておくつもりだったのだ。しかし、ある日2体のドロイドと出会ってから、ルークの運命はフォースによって導かれ始める……。
それでは、もしもC-3POやR2-D2、ベン・ケノービにも出会わず、反乱同盟軍と帝国軍の戦争にも無縁のまま、地平線の向こうに2つの太陽を眺めるだけの平穏な人生を歩んでいたとしたら?
マークが「教師」と考えたのは興味深いことだ。『新たなる希望』(1977)『帝国の逆襲』(1980)『ジェダイの帰還』(1983)では、ルークはオビ=ワンやヨーダといった師匠から教えを受けるばかりの立場だったからである。やがてジェダイ・オーダー再建を決意して教え子を持つことになるが、失敗してから隠遁生活を送ることとなる。
オビ=ワンやヨーダに鍛えられてからは忍耐力を身に着けたルークだったが、それまでは(父親に似て)苛立ちやすい性格でもあった。心優しいことは間違いないのだが、もしもあのまま教師になっていたら、うまく生徒たちを従えることができただろうか?映画では激闘の末に命を落としていたが、ジェダイの道に進まなかったルークは、どんな人生を送ったことだろうか?「伝説のジェダイ」としての責務に苦悩していたルークだったが、もしかしたら残業と納税について悩む男になっていたのかもしれない。