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ギャスパー・ノエ監督最新作『ルクス・エテルナ 永遠の光』2021年1月に全国順次公開へ、冒頭映像も到着

『ルクス・エテルナ 永遠の光』
©2020 SAINT LAURENT-VIXENS-LES CINEMAS DE LA ZONE

『CLIMAX クライマックス』(2018)などで知られる鬼才ギャスパー・ノエ監督最新作『ルクス・エテルナ 永遠の光』が、「のむコレ2020」(2020年10月9日〜12月24日)にて上映中。この度、リクエストに応えて、2021年1月8日より全国順次公開されることが決定した。加えて、冒頭映像及び主演のシャルロット・ゲンズブールベアトリス・ダルのコメントが到着した。

本作の舞台は、女優ベアトリス・ダル監督デビュー作の撮影現場。魔女狩りが主題の映画で主演を務めるのは、シャルロット・ゲンズブール。この日は磔のシーンが撮影される予定だが、ベアトリスを監督の座から引き下ろそうと目論むプロデューサーと結託する撮影監督、更にはシャルロットを自身の作品にスカウトしようとする新人監督や現場に潜り込んだ映画ジャーナリストなど、それぞれの思惑や執着が交錯し、現場は次第に収拾のつかない混沌状態へと発展していく。

この度公開となった冒頭映像は、主演シャルロット・ゲンズブールと監督ベアトリス・ダルによる映画の撮影現場という設定の中、リハーサルまでの時間、主題である魔女狩りについて、また今までの撮影にまつわる裏話について赤裸々に話す、約12分間にも及ぶアドリブシーンの一部だ。

このシーンについてシャルロット・ゲンズブールは、以下のように話している。

「誰かを演じようとはしていませんでした。邪魔されたくない女優を大げさに演じることは楽しかったですが、事実に基づいて演じることは面白かったです。二つのカメラを前に何でも好きなことを言えるのはエキサイティングで、ギャスパーも楽しんでいました」

一方のベアトリス・ダルは「ほとんど作り話はありません!アドリブでは個人的な話をするようにしました。シャルロットとの間に親密さを生むためです。あたかも女優と監督間で本当に行なわれるように、ゆっくりと互いを探っていきました」と語るなど、フランスを代表する二人の女優魂が炸裂したシーンとなっている。

アートと深い関わりを持ち続けるファッションブランド「サンローラン」のクリエイティブディレクターのアンソニー・ヴァカレロが「様々な個性の複雑性を強調しながら、サンローランを想起させるアーティストの視点を通して現代社会を描く」というコンセプトでスタートさせたアートプロジェクト「SELF」。そのプロジェクトの一つとして製作された『ルクス・エテルナ 永遠の光』は、2019年のカンヌ国際映画祭ミッドナイトスクリーニングで上映されて、賛否両論を巻き起こし、ギャスパー・ノエは改めて唯一無二の個性を見せつけたのだ。

『ルクス・エテルナ 永遠の光』は2021年1月8日(金)よりシネマート新宿、アップリンク吉祥 寺、シネマート心斎橋他、全国順次公開。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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