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デヴィッド・リンチ&ザック・スナイダーの共通点や相違点とは ─ 両監督作出演の俳優が語る

デヴィッド・リンチ&ザック・スナイダー
Photo by Sasha Kargaltsev https://commons.wikimedia.org/wiki/File:David_Lynch_by_Kargaltsev.jpg | Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/28487603362/ | Remixed by THE RIVER

ドラマ「ツイン・ピークス」シリーズや『イレイザーヘッド』(1976)『マルホランド・ドライブ』(2001)などでおなじみのカルトの帝王、デヴィッド・リンチ。『ドーン・オブ・ザ・デッド』(2004)『ウォッチメン』(2009)などエンターテインメントにあふれたアクション映画に定評のある監督、ザック・スナイダー。両者は一見して対極の存在にありそうだが、どうやらそんなこともないようだ。

リンチによる「ツイン・ピークス The Return」(2018)、スナイダーによる『アーミー・オブ・ザ・デッド』(2021)と、ふたりの作品に共通して出演する俳優アナ・デ・ラ・レゲラが、米Games Raderにて彼らについて語った。「ふたりは全くもって異なる存在ですが、そんなふたりに共通しているのは、彼らが一緒に仕事して楽しいと思える人たちということです」と話している。

「彼らはいつも最高の気分でいて、誰にでも優しく接していました。誰もがふたりと仲良くなりたいと思っていて、彼らから何かを学びたいと考えているでしょう。ふたりのそういうところが好きなんです。素晴らしいユーモアにあふれたセンスをもっています。」

もっともレゲラは、「監督としては大きく異る」とも語っている。その違いは映画製作への取り組み方にあるのだという。「ザックはとにかく見守るような方で、自信を私たちに与えてくれるのです」。一方でリンチは、「とにかく奇妙な方法で演出する方です。“好きなことを全部やってみなさい。3分間の沈黙を取っても構わないし、すぐに返事しても良い。感じるがままにやってみよう”みたいな」手法を取るのだという。

一見、俳優陣に自由を与えるという意味では共通しているようにも思えるが、レゲラによるとリンチは「よりスピリチュアルなところがある」とのことで、スナイダーは「どちらかというとティーンエイジャーで、若くて興奮している子供のよう」だという。たしかにその違いは作風からも垣間見れる気がする……。

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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