故デヴィッド・リンチの死因が判明

故デヴィッド・リンチの死因が判明した。米TMZが報じている。

リンチは2025年1月15日（米国時間）に78歳で死去。ロサンゼルスで発生した山火事のため娘の家に滞在しており、そこで体調が悪化したと報じられていた。2月7日に公表された死亡診断書によると、直接的な死因は心停止であり、基礎疾患として慢性閉塞性肺疾患があったこと、大きな原因に脱水症状も含まれることが挙げられている。

2024年8月、リンチは長年にわたる喫煙のため肺気腫（本人の言葉より）を患っていることを公表していた。ただし、「引退するつもりはない」として生涯現役を宣言し、晩年もSNSやYouTubeにて短編作品を発表していたほか、新作のプロジェクトにも取り組んでいたとされる。

なお報道によると、遺体は火葬され、1月22日にハリウッド・フォーエバー墓地（Hollywood Forever Cemetery）に埋葬された。

デヴィッド・リンチは1946年1月20日、モンタナ州ミズーラ生まれ。『イレイザーヘッド』（1976）で長編監督デビューし、「ツイン・ピークス」シリーズ（1990-1992, 2017）や『ブルーベルベット』（1986）『ワイルド・アット・ハート』（1990）『マルホランド・ドライブ』（2001）など数々の名作を手がけた。「カルトの帝王」として熱狂的な支持を獲得し、2019年にはアカデミー名誉賞を受賞。2022年にはスティーブン・スピルバーグ監督『フェイブルマンズ』でジョン・フォード役を演じた。

Source: TMZ