早すぎた大ブレイクのために両親が離婚、プライベートが安定しない中で仕事にも恵まれなかったマコーレーには、かつて麻薬中毒説や死亡説すら流れていた。順風満帆な人生とは言いがたかっただろうが、38歳になった今、彼は『ホーム・アローン』の呪縛を乗り越え、セルフパロディにも積極的に取り組んでいるのである。10歳のケビン少年を繰り返し観てきた映画ファンなら、その姿には笑いどころか感動すらおぼえるだろう。
マコーレーの最新作は、セス・グリーン監督による2019年公開のコメディ映画『Changeland(原題)』。スクリーンで再びの活躍が観られる日を楽しみに待ちたい。