マコーレー・カルキン、弟キーランのアカデミー賞受賞に「泣きました」 ─ 『リアル・ペイン 心の旅』で助演男優賞

『リアル・ペイン 心の旅』のキーラン・カルキンが、第97回（2025年）アカデミー賞で助演男優-賞に輝いた。兄である『ホーム・アローン』シリーズのマコーレー・カルキンは、弟の受賞に涙を流したという。

授賞式のあと、マコーレーはパートナーのブレンダ・ソングとともに米Vanity Fairのオスカー・パーティー・ライブに登場。ホストのタン・フランスに「授賞式は見ましたか？」と尋ねられると、「助演男優賞だけね。そこしか見てないんです、嘘じゃない」と応じた。

キーランの受賞に「泣きました」と明かしたマコーレー。「“それじゃ、後でね”という感じ。（パーティーで）会えるかはわからないけど、彼は忙しいから。アカデミー賞俳優、キーラン・カルキンだから」と話した。

本作でキーランはゴールデングローブ賞や英国アカデミー賞など数々の映画賞に輝いており、アカデミー賞でも最有力候補とみられていた。「受賞を予想しましたか？」と尋ねられると、ブレンダは「もちろん」、マコーレーも「当然ですよ」と口を揃える。「彼（キーラン）は最前列の通路側、階段に一番近い席だった。受賞しないはずがないでしょう」とも冗談も付け加えた。

マコーレーのブレイクした『ホーム・アローン』（1990）で俳優デビューしたキーランは、兄とは異なるキャリアをたどってきた。近年は「メディア王 〜華麗なる一族〜」（2018-2023）の演技でも高い評価を受け、2023年にはエミー賞の主演男優賞（ドラマ部門）も受賞するなど、その実力を広く証明している。

ちなみに、紆余曲折を経てきたマコーレーも近年は俳優業に戻りつつあり、「アメリカン・ホラー・ストーリー：2つの物語」（2021）や「ジェムストーン家の敬虔なる私生活」シーズン2（2022）などに出演。次回作として「フォールアウト」シーズン2も控えている。

Source: Vanity Fair, Entertainment Weekly