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『マッドマックス 怒りのデス・ロード』脚本なしの噂を監督・脚本家が断固否定 ─ ジョージ・ミラー監督も以前は忘れていた

マッドマックス 怒りのデス・ロード
© LFI/Photoshot 写真:ゼータ イメージ

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)は、製作にあたり脚本が存在しなかったという噂が一部で囁かれていた。Cinephilia and beyond(※現在は修正済)が、脚本の代わりに使用されたという、3500枚に及ぶ膨大な絵コンテが並ぶ部屋の写真を公開したことを受けてのものである模様。しかしこの度、その噂が遂に正式に否定された。

IndieWireにて、監督・脚本を兼任したジョージ・ミラーは「『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に脚本が存在しなかったという噂が、どのようにして生まれたのかは不思議でなりません。絵コンテが並ぶ部屋の写真が公開されたのが原因でしょうけど」と根も葉もない噂について言及した。「もちろん、脚本は存在しましたよ!スタジオ、キャスト、クルーの興味を誘う為に、寧ろ他の方法があったとでも?」

なお、ミラー監督による噂の否定に先立ち、共同脚本を務めたブレンダン・マッカーシーも本件について言及していた。噂の発端となった写真に写っている部屋が、実際に『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の脚本やデザインを構築していた場所であることは認めつつも、「脚本が無かったという、捏造された噂に苛立っています。未だに初稿のコピーを持っていますよ」と記事の内容を断固否定。もっともマッカーシーによると、ミラー監督本人も以前までは脚本の存在を忘れていた模様だ。

「ジョージ(・ミラー)はクリエイティブな方で、人々を楽しませるのが上手な方でもあり、脚本が無かったと切り出した方でもあるのです。前回会った時、脚本のことを彼に思い出させましたよ。その後のインタビューでは、“文書”という言い方を彼はしています。絵コンテが完成した後に、最終的に脚本に落とし込みました。」

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』については、本作に登場した女性大隊長フュリオサの若き日の姿を描く、スピンオフ映画『フュリオサ(原題:Furiosa)』が進行中。出演者にはフュリオサ役の『ミスター・ガラス』(2019)アニャ・テイラー=ジョイ、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)クリス・ヘムズワース、「ウォッチメン」(2019)ヤーヤ・アブドゥル・マティーン2世が名を連ねている。

Source: IndieWire

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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