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マッツ・ミケルセンの魅力に酔いしれたい人のための厳選4作 ─『ファンタビ』グリンデルバルド役、北欧の至宝の華麗なる出演作を堪能せよ

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密
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“ルーカスにいたずらされた”という園児の証言を誰もが信じ込み、ルーカスは潔白を懸命に訴え続けるも、親友をはじめ町の住人たちから迫害を受けてしまう。植え付けられてしまった印象を払拭することや、一度失ってしまった信頼を取り戻すことは、そう簡単ではないということを痛感させられる一作である。そんな冤罪の恐ろしさに迫る物語と、マッツによる繊細かつ熱量に溢れた演技に注目しよう。

『アナザーラウンド』(2020)

マッツ・ミケルセンが酒を浴びる姿に酔いしれよ。

カンヌ国際映画祭に選出され、アカデミー賞・外国語映画賞にも輝いた同作マッツが演じたのは、冴えない高校教師のマーティンだ。3人の同僚たちと共にマーティンは、「血中アルコール濃度を常に0.05%に保つと仕事の効率が良くなり想像力がみなぎる」という理論を証明するため、とんでもない実験に取り組むことになる。仕事中でもお構いなしに酒を飲み、常に酔った状態を保つと、授業も楽しく生き生きとしたものになっていく。着実に人生が好転していく一同だったが、実験が進むにつれて、徐々に制御不能になってしまう。

ミッドライフ・クライシス”を題材に、飲酒が人生にもたらす光と闇を描いたブラック・コメディ『アナザーラウンド』。監督を務めたのは、『偽りなき者』(2012)につづき仕事を共にすることになったトマス・ヴィンターベアだ。

マッツは見事な酔っ払いぶりを見せるだけでなく、実験が進むにつれて激しく変化していく気分を見事に演じ分けている。また、マッツは幼い頃から体操選手として訓練を受け、のちにバレエアカデミーでダンスを学んだという経歴を持つ。そんなマッツによるダンスシーンが劇中で登場する。人生に祝杯をあげるような清々しい踊りを披露する俳優の身のこなしぶりはとにかく華麗だ。

注目の次回作

マッツ・ミケルセンの次回作としては、『インディ・ジョーンズ』第5作が待機中だ。

『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008)に続く第5作。ハリソン・フォードにとってシリーズのフィナーレを迎える作品とも言われている。キャストにはふたりのほか、アントニオ・バンデラス、フィービー・ウォーラー=ブリッジ、トーマス・クレッチマン、ボイド・ホルブルック、ショネット・ルネ・ウィルソンが参加。いずれも役柄は不明だ。

監督を務めるのは、『LOGAN/ローガン』(2017)『フォードvsフェラーリ』(2019)などでおなじみのジェームズ・マンゴールド。製作には、スティーブン・スピルバーグやフランク・マーシャルのほか、シリーズプロデューサーのキャスリーン・ケネディが名を連ね、ジョン・ウィリアムズが音楽を続投している。

撮影はすでに終了済みで、現在は編集作業中。2023年6月30日に米国公開となる。

Writer

Minami
Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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