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伝説を作るノウハウ、解禁 ─ 『メイキング・オブ・モータウン』全音楽ファン必見の予告編

メイキング・オブ・モータウン
©2019 Motown Film Limited. All Rights Reserved

ジャクソン5、スティーヴィー・ワンダー、マーヴィン・ゲイ、テンプテーションズ、スプリームスなど、多くの伝説的アーティストを生み出した音楽レーベル「モータウン」に迫る珠玉のドキュメンタリー映画『メイキング・オブ・モータウン』から届けられた予告編映像は、音楽ファン必見の内容だ。映像は、ビートルズの貴重なインタビューと共に始まり、伝説を作るのには「ノウハウがある」と明かされるのである。

映画『メイキング・オブ・モータウン』は、2019年に創設60周年を迎えた音楽レーベル「モータウン」の創設者ベリー・ゴーディが、初めて許可した密着ドキュメンタリー作品。昨年で引退したゴーディの最初で最後の密着作品となる。

ジャクソン5、スティーヴィー・ワンダー、マーヴィン・ゲイ、テンプテーションズ、スプリームスなどを生み出してきたゴーディが、引退を直前に初めて明かした“伝説を作るノウハウ”が、余すこと無く綴られている。

「最初の10秒が勝負」(ベリー・ゴーディ)、「ベリーは感覚的に何が“ポップ”か分かっていた」(スティーヴィー・ワンダー)、「才能ある人間はいる。ただベリー・ゴーディというリーダーはいない」(スモーキー・ロビンソン)……数々の名言で綴られる珠玉のドキュメンタリーだ。

伝説を作るノウハウ……、予告編では、その秘密が少しだけ明かされている。かつて彼が働いていたフォードの自動車工場の製造ラインからヒントを得て、人にも応用できると考えたのだ。

“プロデュースの工程”、“編曲の工程”、“ダンスの工程“から”スターが誕生“していく。様々な要素の製造過程を作っていき、歌手の個性を作る仕組みが描かれていく。

デトロイトの片隅の一軒家から世界の音楽を塗り替えたレーベル、モータウン。黒人差別が吹き荒れる当時のアメリカで、彼らはいかにして成功を掴んだのか?モータウンがアメリカに与えた衝撃を証言するのは、予告編に登場するビートルズ、ニール・ヤング、ジェイミー・フォックスのみならず、映画本編には、スティーヴィー・ワンダー、ジョン・レジェンド、ドクター・ドレー、H=D=H、ジャクソンズなどの錚々たる面々が証言をしている。

創設者ビリー・ゴーディは、米ミシガン州デトロイトの西グランド通り2648番地にある一軒家を拠点に、若者に向けたポップな音楽を発信し、アメリカン・ドリームを実現させた。上昇志向が強く、大金を掴むことを夢見ていた彼は、新聞販売員を経てジャズのレコード店を経営し、実業家としての一歩を踏み出す。ジャッキー・ウィルソンの曲を作って音楽業界に参入し、1959年に家族から借りた800ドルを資金にタムラ・レーベルをスタートさせ、モータウンの歴史は幕を開けたのだ。

黄金期を彩ったのは、ミラクルズ、テンプテーションズ、ダイアナ・ロス&スプリームス、フォー・トップス、スティーヴィー・ワンダー、マーヴィン・ゲイ、ジャクソン5、マーサ&ザ・ヴァンデラスといったスターたち。ダンスやエチケットも含め徹底した管理体制を敷き、全米No.1ヒットを連発するさまは、かつてゴーディが働いていた自動車工場の組立ラインをヒントにしていた。特にクオリティ・コントロールと呼ばれた品質管理会議は、ソングライターやプロデューサーたちの競争心を煽り、ブランドに磨きをかけていく。一方には人種差別や暴動、作家の離脱などの苦難もあったが、人種や性別に分け隔てのない社風同様、モータウンの音楽には、分断された社会をひとつにする力があった。やがて、反戦などの社会的メッセージを含んだ革新的な楽曲も登場。本作は、それぞれの時代をつくった伝説の楽曲によって軌跡を辿っていく。

メイキング・オブ・モータウン
©2019 Motown Film Limited. All Rights Reserved

映画『メイキング・オブ・モータウン』は2020年9月18日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国順次ロードショー

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THE RIVER編集部THE RIVER

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