【ネタバレ】「マンダロリアン」チャプター13(シーズン2第5話)はなぜ森の惑星だったのか

『スター・ウォーズ』の実写ドラマシリーズ「マンダロリアン」では、アソーカ・タノが登場する。製作・監督のデイヴ・フィローニが米Vanity Fairのインタビューに登場し、アソーカ登場の舞台となった森の惑星についてのエピソードを語った。
この記事には、「マンダロリアン」チャプター13(シーズン2第5話)のネタバレが含まれています。

「マンダロリアン」チャプター13(シーズン2第5話)では、ジェダイ・マスターのヨーダを知るアソーカが、森林の惑星コルヴァスのカロダンという地で、ヨーダと同じ種族のベビーヨーダと出会う物語が描かれた。旧3部作からヨーダのテーマ曲もわずかに流れたこのシーンで、森のような惑星が舞台に選ばれたのは理由があるだろうか?
ヨーダと言えば『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(1980)と『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983)で、仄暗く深い森と沼の惑星ダゴバに暮らしていた。「アソーカはダゴバのヨーダの沼地で見つかるのかと思っていたのですが、そうではなくて焼け跡でしたね」と、米Vanity Fairは製作とエピソード監督のデイヴ・フィローニに尋ねている。
カロダンの森は確かに焼け跡のようだったが、霧がかかった雰囲気は、ダゴバに通ずるようなところもある。ヨーダはダゴバでルーク・スカイウォーカーにジェダイの修行を施したわけだが、ベビーヨーダの出自に迫り、彼をジェダイとして修行させるか否かが語れたチャプター13の惑星コルヴァスは、ダゴバへのオマージュと捉えることもできそうだが……。
デイヴ・フィローニの回答によれば、あの惑星の光景には「正直なところ、僕が住んでいた場所の個人的な経験が基になっています」とのこと。特にダゴバを意識したわけではないようだ。
フィローニは大規模な山火事に見舞われた北カリフォルニアに暮らしており、「ここ4年のうち3年間は、毎年秋は避難生活」なのだという。この辛い出来事について、「ストーリーで語ることで、どうにか自分に折り合いをつけている」ということ。つまり、山火事にあった故郷の姿を、物語に反映させているのである。
フィローニは続けて、「セットの中はほとんど枯れた焼け跡ですけど、アソーカに出会うところでは、少しグリーンがあって、周りに生命があるんです」と、この象徴的な舞台に込めた思いを明かしている。確かにアソーカがベビーヨーダとフォースを通じてコミュニーケーションを取る場面では、彼らの周囲にうっすらと苔が生えていることがわかる。
ドラマ「マンダロリアン」シーズン2は、Disney+(ディズニープラス)にて配信中。
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Source:Vanity Fair