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「マンダロリアン」企画保留のスピンオフ、本編のシーズン3以降にアイデアを使用か ─ キャスリーン・ケネディ社長が示唆

マンダロリアン シーズン2
© 2020 Lucasfilm Ltd. 10月30日(金)よりディズニープラスで独占公開

『スター・ウォーズ』のドラマシリーズ「マンダロリアン」(2019-)のスピンオフ作品として発表されるも、現在企画保留とされている「スター・ウォーズ:レンジャーズ・オブ・ザ・ニュー・リパブリック(原題)」について、今後の「マンダロリアン」にアイデアが使用される可能性があるようだ。ルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディ社長が語った。

2020年12月に発表された「レンジャーズ・オブ・ザ・ニュー・リパブリック」は、そのタイトルから新共和国軍の戦士を描くものと推測されており、「マンダロリアン」に登場したキャラ・デューンが主人公となる可能性が報じられた。しかし2021年5月、本作の企画はすでに停止されていると伝えられている。主な原因として考えられるのは、キャラ・デューン役のジーナ・カラーノがSNS上での政治的発言を問題視され、ルーカスフィルムから解雇されたことだ。

現時点でルーカスフィルムは「レンジャーズ・オブ・ザ・ニュー・リパブリック」の製作中止を告知しておらず、企画をめぐる実情は不明。ただし今回、英Empireではケネディ社長による「あの作品の脚本などは一切書かれていません」とのコメントが紹介されている。また、ここでは「ある部分は今後のエピソードに組み込まれることでしょう。『マンダロリアン』の次のシーズンに」とも語られているのだ。

なお、「マンダロリアン」シーズン3は2021年10月に撮影が始まっているが、キャラ・デューンに代役が立てられるのか、あるいはキャラクターごと不在となるのかは現時点で明かされていない。ケネディ社長は「レンジャーズ・オブ・ザ・ニュー・リパブリック」のアイデアが組み込まれるのが「次のシーズン」と言っているが、これがシーズン3を具体的に指すのか、あるいは将来を広く見据えたものかも不明だ。

いずれにせよ明らかなことは、「レンジャーズ・オブ・ザ・ニュー・リパブリック」が積極的に開発されているわけではないこと、その上で「マンダロリアン」には何らかの影響が生じるということだ。続報を待ちつつ、「マンダロリアン」劇中の展開にも引き続き注目しておこう。

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Source: Empire 2022 January

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。