「ONE PIECE」実写版クロコダイル、「自分があんなカッコよく見えることは二度とない」「僕はこの役をとても真剣に捉えている」

Netflixの実写版「ONE PIECE」シーズン2でMr.0/クロコダイル役を演じるジョー・マンガニエロが、自身の出演シーンについて今までのキャリアで「一番クールなシーンだった」と大絶賛している。
原作漫画『ONE PIECE』に登場するクロコダイルは、王下七武海の一人であり、犯罪組織バロックワークスのボス“Mr.0”という裏の顔を持つ。身体を砂に変えることができる“スナスナの実”の能力者で、アラバスタ王国の乗っ取りを企む強敵として、麦わらの一味に立ちはだかる。
マンガニエロはジャーナリストのエヴァ・カルドゥッチとのInstagramインタビューで、「シーズン2で撮影した映像を見せてもらいました」と語り、その仕上がりに圧倒されたと明かした。
「自分があんなにカッコよく見えることは、もう二度とないと思います。これまで演じたなかで一番クールなシーンでした。本当に最高で、とにかくクール。自分でも何を見ているのか信じられないほどでしたよ。」
セットや演出の完成度についても、「色々な要素が詰め込まれていて、一見するとメチャクチャ。でもすべてが組み合わさった時、僕のために作られたセットも含めて、本当に素晴らしいんです」と語っている。
そんな本作への出演は、マンガニエロにとって夢のような体験だったという。「『ONE PIECE』には、どこか夢のようなものがある。食べ過ぎて寝た後に、海賊たちのワイルドな夢を見る。そして目覚めたら、それが現実になっていた……そんな感覚です」。
もっとも、マンガニエロが重要視したのは、夢のような世界観のなかでも「“本物”のように見せ、キャラクターを理解してもらうこと」だという。
「実写『ONE PIECE』が最高の仕上がりになれば、視聴者の涙を誘い、心を揺さぶることができますから。僕は、この役をとても真剣に捉えています、見る人に何かを感じてほしいし、クロコダイルというキャラクターの神話性や、人生や成長、変化、敗北との向き合い方といったテーマをちゃんと理解したいからです。それが重要だと思っています。」
なお、シーズン2ではローグタウンからドラム島(原作コミック11巻~17巻)までの物語が描かれる予定で、クロコダイルが本格的に動き出すのは、その後のアラバスタ編になる。ただし、すでにバロックワークスの黒幕として暗躍しており、サンジとの電伝虫での通話シーンなど、わずかな登場でもただならぬ存在感を見せつけている。実写版での“最高にクール”な登場が楽しみだ。
ちなみにマンガニエロは、クロコダイルを演じるうえで世界中のファンを意識したことを明かしており、原作者の尾田栄一郎氏に自らのキャラクター解釈を語ったこともあるという。
「ONE PIECE」シーズン2は、Netflixで2026年に配信予定。