『スター・ウォーズ』マンゴールド監督の新作映画は『ベン・ハー』と『十戒』風 ─ 旧3部作の25000年前が舞台、最初のジェダイとフォース誕生を描く

『スター・ウォーズ』より、新たな映画企画3本が発表された。「マンダロリアン」シリーズを完結されるデイヴ・フィローニ監督版と、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019)15年後を描く続編映画に並んでランナップされたのが、『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』や『LOGAN/ローガン』のジェームズ・マンゴールド監督が手がける作品だ。
情報によれば、時代設定は旧3部作の25,000年前。フォースを操る最初のジェダイについての物語を描くという。マンゴールドは本作について、フォース誕生を『ベン・ハー』や『十戒』のように描くつもりであると、米Varietyに明かしている。
『ベン・ハー』原作小説は、ローマ帝国支配時代のユダヤ人貴族ベン・ハーの生涯に、イエス・キリストの人生を交差させて描く物語。海を割るシーンが有名な『モーセの十戒』は旧約聖書「出エジプト記」に描かれたもので、モーセが神から10の律法を与えられる。いずれも1950年代に大作映画として映像化されている。
これらになぞらえられているということは、フォースの発見と最初のジェダイの誕生が神話的なアプローチで描かれることになりそうだ。「これまでの映画で、フォースは一種の宗教的な伝説のようなものとして描かれてきました」とマンゴールドは続けている。「しかし、フォースはどこから生じたのか?どのように見つけられたのか?誰が見つけたのか?最初のジェダイは誰か?今、それを書いているところです」。
既に脚本執筆にも取り組んでいると明かしたマンゴールドだが、ルーカスフィルムCEOのキャスリーン・ケネディは、この度発表した3つの新作映画の進捗について、「かなり進んでいる」と米IGNに話している。マンゴールドについては「彼は脚本と監督を兼任しているので、かなり速いペースで進められる」とした。
なおマンゴールドはこの企画のほか、新DC映画『スワンプシング』の脚本も執筆していることを明かしている。『スター・ウォーズ』映画とDC映画を同時に手掛けるということで、当面は多忙な日々が続きそうだ。いずれもリリース時期は現時点で不明で、どちらの作品が先に製作されることになるかはわからない。
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