A24配給『マルセル 靴をはいた小さな貝』6月公開決定 ─ 実写&ストップモーション融合で映画賞席巻、実写版『リロ&スティッチ』監督作

新進気鋭の映像作家がA24とタッグを組み、実写とストップモーションの融合で新たな映像体験を生み出した。世界中の映画賞を席巻、第95回アカデミー賞長編アニメ映画賞の有力候補と目される『Marcel the Shell with Shoes On(原題)』が、邦題『マルセル 靴をはいた小さな貝』として、2023年6月に日本公開されることが決定した。
本作は2010年~2014年にYouTubeで順次公開され、累計5,000万回再生を記録した短編作品を長編映画化したもの。主人公のアマチュア映画作家・ディーンは、あるAirbnbの宿泊先で、体長およそ2.5センチの靴をはいたおしゃべりな貝・マルセルと出会う。彼が語る人生に感銘を受けたディーンは、マルセルを追ったドキュメンタリーをYouTubeにアップするのだが……。
監督・脚本は、YouTubeから躍り出た新世代クリエイターとして、いま最も注目される映像作家ディーン・フライシャー・キャンプ。実写とストップモーションアニメを組み合わせ、マルセルの冒険を時にコミカルに、時にエモーショナルに描き出した手腕が高く評価され、なんと実写映画版『リロ&スティッチ』の監督に抜擢された。
本作は『ミッドサマー』(2019)や『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』などで知られる製作・配給会社A24が、メジャー企業との熾烈な競争の末に北米配給権を獲得。2022年6月に全米公開されるや、たった6館での限定上映にも関わらず、1館平均2.8万ドルの大ヒットに。また米RottenTomatoesでは98%フレッシュを獲得し、批評家・観客からの大きな支持を獲得した。
映画賞レースも席巻しており、ファンタジーをはじめとしたジャンル作品を称えるサターン賞ではアニメ映画賞を受賞。“アニメーションのアカデミー賞”の異名を持つアニー賞では長編インディペンデント作品賞・長編作品声優賞・長編作品脚本賞の3冠に輝き、ゴールデングローブ賞では最優秀作品賞(アニメ部門)にのノミネートされた。第95回アカデミー賞でも長編アニメ映画賞にノミネートされており、その結果にも期待が寄せられている。

映画『マルセル 靴をはいた小さな貝』は2023年6月に全国公開。
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