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マーゴット・ロビー、『スター・ウォーズ』をまったく観ていない ─ ディカプリオ&ブラピも未見の名作映画とは

マーゴット・ロビー
Photo by Eva Rinaldi https://www.flickr.com/photos/evarinaldiphotography/ Remixed by THE RIVER

「ねえみんな、超古い映画なんだけど、『帝国の逆襲』って観たことある?」

これは『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)でトム・ホランド演じるピーター・パーカー/スパイダーマンが口にするセリフだが、もはやこの感覚はフィクションの世界に限ったことではない。『シビル・ウォー』の公開後、ホランド自身も『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(1980)を観ていないことを認めていたが、新たに『スター・ウォーズ』を観ていないトップスターが現れた。『スーサイド・スクワッド』(2016)ハーレイ・クイン役などで知られる女優マーゴット・ロビーである。

テレビ番組「ジミー・キンメル・ライブ!」に出演したマーゴットは、最新作『スキャンダル』(2020年2月21日公開)と『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の米国公開日が近いことに言及されるや、「こんなことを言うと殺されそうですけど、『スター・ウォーズ』を観たことがないんです。ひとつも観てません」と告白した。ホランドでさえ、2017年の時点でプリクエル3部作と『フォースの覚醒』(2015)『ローグ・ワン』(2016)を観ていたのだから、さらにその上だ。

「本当に怒る人がいるってことを知ったんですよ。私がまったく観ていないことにブチ切れる人がいて、それが面白くて、今でも観てないんですよね。私の夫もめちゃくちゃ怒ってます。」

司会者に「ルーク・スカイウォーカーの父親が誰かは知ってます?」と聞かれると、「“アイ・アム・ユア・ファーザー”でしょう? ダース・ベイダーですよね」と回答。『スター・ウォーズ』についての知識は、ほとんどコメディアンの『スター・ウォーズ』ネタで学んだと話している。

マーゴットは1990年生まれの29歳(2019年12月現在)。『スター・ウォーズ』の幕開けとなった『エピソード4/新たなる希望』(1977)が42年前の作品であること、またプリクエル3部作が1999~2005年にかけて製作されたことを鑑みれば、ある時期まで興味がなければ、『スター・ウォーズ』を観ていないことも不思議ではない。『スター・ウォーズ』が古典や歴史になりつつあることを象徴するエピソードといえそうだ。

ちなみに、マーゴットが『スター・ウォーズ』を観ていないことを明かすのは今回が初めてではない。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)の公開時、マーゴットはレオナルド・ディカプリオ&ブラッド・ピットとともに米MTV Newsの取材に応じ、そこで「観たことのない名作を教えてください」と言われ、『スター・ウォーズ』の名を挙げていたのである。

ただしこの時、ブラッド・ピットは『風と共に去りぬ』(1939)を観ていないと明かし、マーゴットも「私も観てません」とコメント。これに「ウソでしょ?」とディカプリオが食いつくと、ピットは『サウンド・オブ・ミュージック』(1965)も観ていないと明かした。するとディカプリオも、「『サウンド・オブ・ミュージック』は僕も観てない」。かたやマーゴットは「数えきれないほど観てます」と言うから、ハリウッドのトップスターであっても名作との関わり方は人それぞれだということがよく分かる。

Sources: Jimmy Kimmel Live, MTV News, Yahoo

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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