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ロバート・ダウニー・Jr.『ドクター・ドリトル』米予告編にドラゴン登場 ─ 竜は動物に入るのか

https://www.youtube.com/watch?v=zjm6rDgKNMY

『アベンジャーズ』『アイアンマン』ロバート・ダウニー・Jr.主演、世界的ベストセラーがアクション・アドベンチャーとして甦る『ドクター・ドリトル』の米国版新予告編が公開された。

動物と話せるドリトル先生は名医だが変わり者。世間から遠ざかり、様々な動物たちとひっそりと暮らしていた。しかし、若き女王が重い病に倒れたと聞き、ドリトル先生は女王を救える唯一の治療法を求めて、伝説の島へと冒険の旅に出発する。仲間は助手のスタビンズ少年と、先生が最も信頼する親友である頑固なオウム、臆病なゴリラ、とぼけたアヒル、陽気なシロクマ、皮肉屋のダチョウなど個性豊かな動物たち。さらにメガネをかけた忠実な犬、おしゃべりなキリン、賢くて勇敢なキツネ、昆虫など数多くの生き物が登場。旅の中で、ドリトル先生の過去や国を揺るがす陰謀が明らかになっていく……。

このたび公開されたのは、先日お披露目となった第1弾予告映像と大筋は同じ構成となっている。もっとも、ドリトル先生の広大な屋敷でのびのびと暮らしている動物たちが、人間の言葉を話し、表情豊かに動き回る様子など、その卓越した表現をじっくりと見られるのは大きな特徴だ。宮廷と思しき場所でにらみを利かせるアントニオ・バンデラスも見逃せない。

そして予告編の最後には、地面にマグマの赤い光を走らせながら、巨大なドラゴンが登場する。「ドラゴンがいるなんて聞いてないよ!」との絶叫が聞こえ、一同は絶体絶命の危機にさらされることになりそうだ。果たしてドラゴンは動物に入るのか、ドリトル先生はドラゴン相手にもコミュニケーションを取ることができるのか。「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)の完結を経た今、大スクリーンでどんなドラゴンの表現が見られるのかにも期待大だ。

ドクター・ドリトル
© 2019 Universal Pictures. All Rights Reserved.

動物のボイスキャストには、ハリウッドを代表する豪華な顔ぶれが集結。オウムのポリネシア役は『ハワーズ・エンド』(1992)などの名優エマ・トンプソン、ゴリラのチーチー役は『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)のラミ・マレック、アヒルのダブダブ役は『シェイプ・オブ・ウォーター』(2018)のオクタヴィア・スペンサー、キツネのチュチュ役は『エディット・ピアフ~愛の讃歌~』(2007)のマリオン・コティヤール、トラのバリー役は『ハリー・ポッター』ヴォルデモート役のレイフ・ファインズ、キリンのベッツィ役は歌手セレーナ・ゴメスが演じる。さらにドリトル先生の愛犬ジップ役に、ダウニーとはマーベル映画で師弟を演じたトム・ホランドが起用された。

脚本・監督を務めたのは、『トラフィック』(2000)脚本を手がけ、『シリアナ』(2005)『ゴールド/金塊の行方』(2016)と硬派な作品を得意とするスティーヴン・ギャガン。ロバート・ダウニーJr.とのタッグによる初めてのファミリー映画で、いかなる才気を発揮するか。

映画『ドクター・ドリトル』は2020年3月20日(金・祝)全国ロードショー

新年になっても見たいクリスマスメッセージ映像はこちら

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。