『スーパーマリオ』ハリウッド版アニメ、クリス・プラットがマリオの声に自信 ─ 「マリオの世界で聴いたことのないものに」

イルミネーション・エンターテインメント製作、ハリウッド版アニメーション映画『スーパーマリオ』(タイトル未定)でマリオ役の声優を務めるクリス・プラットが、自らの演じる“マリオの声”について語った。
任天堂の誇る世界的キャラクターであるマリオはイタリア人配管工という設定だが、本作に起用されたクリスはイタリア系のルーツを持たないアメリカ人。キャスティングの発表当時からファンの間で賛否は分かれたが、クリスや製作陣は映画ならではの“新しい声”を生み出すことに注力しているようだ。米Varietyにて、クリスはマリオ役へのアプローチをこう述べている。
「監督たちと密に作業をしました。いろいろと試してみて、形になったものにはとても自信があります。みなさんに観て、聴いていただけるのが楽しみです。アニメーションの、声を乗せる物語なので、実写映画とは違います。僕が配管工の格好で走り回るわけじゃない。僕がアニメーションのキャラクターに声を与えるということです。アップデートされた、マリオの世界で聴いたことのないものになっていますよ。」
本作の監督を務めるのは、『ティーン・タイタンズ・ゴー!トゥ・ザ・ムービーズ』(2018)のアーロン・ホーバス&マイケル・ジェレニック。ちなみにプロデューサーでイルミネーション創業者のクリス・メレダンドリは、2021年11月の時点で「クリスが私たちやマリオのために演じてくれる声は驚くべきもの。早く聴いてもらいたい」と語っていた。
世界的人気キャラクターである以上、マリオの声に注目が集まりやすい『スーパーマリオ』だが、声優陣にはクリス以外にも豪華キャストが集結。ピーチ姫役を『ラスト・ナイト・イン・ソーホー』(2021)のアニャ・テイラー=ジョイ、ルイージ役をチャーリー・デイ、クッパ役をジャック・ブラック、ドンキーコング役をセス・ローゲン、キノピオ役をキーガン=マイケル・キー、クランキーコング役をフレッド・アーミセン、カメック役をケビン・マイケル・リチャードソンが演じる。
アニメーション映画『スーパーマリオ』(正式タイトル未定)は2023年4月28日に日本公開予定。北米公開は同年4月7日。