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マーク・ラファロとエマ・ストーンが共演へ ─ ヨルゴス・ランティモス監督新作、胎児の脳を使って蘇った女性を描く

マーク・ラファロ 東京コミコン2019
©THE RIVER

『アベンジャーズ』シリーズや、「ある家族の肖像/アイ・ノウ・ディス・マッチ・イズ・トゥルー」(2020)などのマーク・ラファロが、エマ・ストーン主演映画『Poor Things(原題)』に出演することがわかった。ギリシャの鬼才監督、ヨルゴス・ランティモスによる最新作だ。米Colliderが報じている。

サーチライト・ピクチャーズによる本作の原作は、アラスター・グレイによる小説『哀れなるものたち』(早川書房)。『フランケンシュタイン』の物語を再構築した小説による映画版では、ヴィクトリア朝を舞台に、胎児の脳を使って蘇った美しき女性、ベル・バクスター(エマ・ストーン)の信じられないような物語が描かれるとのことだ。

実のところベルは、夫の虐待から逃れるために自らの命を絶っていた。ところが、ある外科医が身ごもっていた胎児の脳を自身の頭蓋骨に移植されたことで蘇ることに。そして子供のような精神となって生まれ変わったベルの、波乱万丈の人生が描かれていく。

ランティモス監督といえば、『女王陛下のお気に入り』(2018)をはじめ、『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』(2017)『ロブスター』(2015)などで大胆な物語や、不条理劇で世界中の観客を魅了してきた個性派の名手。幼児の脳を使って人間を生き返らせるという一風変わった物語を扱う監督として、これほどまでに適した人材は他にいないだろう。

脚本を務めるのは、トニー・マクナマラ。『女王陛下のお気に入り』や、「THE GREAT 〜エカチェリーナの時々真実の物語〜」(2020-)などで知られる逸材だ。なお米Varietyによると、以前から出演交渉中と伝えられていたウィレム・デフォーも出演するという。

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Source:Collider

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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