ボブ・マーリー生誕75周年キャンペーンが開始、「リデンプション・ソング」新MV公開 ─ 秘蔵コンテンツが革新的な方法で登場する1年に

伝説的レゲエミュージシャン、ボブ・マーリーが生誕75年を迎えることを祝した、1年に及ぶキャンペーン“MARLEY75”がスタートした。
このキャンペーンでは、新たなコンテンツのリリース、ライヴの開催が計画されている。さらに、マーリーの遺族が管理するアーカイヴ/プライヴェート・コレクションから、これまで公にされたことのない貴重なマテリアルも公開される予定だ。
以下は、このキャンペーンから届けられたプレスリリースの日本語訳である。
ボブ・マーリー 生誕75周年キャンペーン”MARLEY75″
(2020年2月5日 – カリフォルニア州ロサンゼルス)
マーリー・ファミリー、UMe、アイランド・レーベルは、1年間に亘るキャンペーン “MARLEY75” を開始した。これは、文化的な象徴となっている伝説のアーティスト、ボブ・マーリーの生誕75周年、および不朽の名曲「Redemption Song」のリリース40周年を記念するキャンペーンである。
この2020年の “MARLEY75” 記念イベントの第一弾として、「Redemption Song」のプロモーション・ビデオが本日(2020年2月6日)よりボブ・マーリーの公式YouTubeチャンネルで公開されている。これには、毎年2月にアメリカで行われている「黒人歴史月間」に敬意を表すという意味も込められている。フランスのアーティスト、オクターヴ・マルサルとテオ・デ・グエルツによって制作されたこのビデオは、2,747点ものオリジナルの描画を使用した驚異的なアニメーションで構成されている。
「リデンプション・ソング」はどれほど時を経ても些かも色褪せることのないすばらしい歌詞を伴った楽曲で、それは今の世界においても大きな意義を持っている。その重要性を強調するため、このビデオではパワフルなシンボルが使われている。ボブは黒人文明に光を当てる上で大きな役割を果たした。彼はまた、全人類の希望と回復をも願っていた。このビデオは、ボブのそうした側面を浮き彫りにしている。

このビデオのアーティスティックなアプローチは、ボブの故国ジャマイカや、彼の遺族から提供された知識がヒントになっている。ここでの狙いは、ボブ・マーリーが想像していた世界を人々の内省を促すかたちで描き出すことにある。「奴隷制度とジャマイカの歴史、ラスタファリアン・カルチャー、予言者たち(ハイレ・セラシエ1世、マーカス・ガーベイ、マルコムX)が遺したもの、さらにはボブのプライベートな生活……。それらを土台として、このビデオは見る人を寓意と象徴に満ちた旅へと誘っていく」とマルサルは明かしている。
冒頭のシークエンスでは、視聴者はボブのギター(ボブの心、さらには私たち自身の心の視覚的な暗喩)の中へと誘われ、魂の救済(Redemption)を追い求める旅に出発する。またラスタファリアンの哲学に基づき、このビデオではもうひとつ重要な要素が語られる。それは、自然、地球、そして「母国」を大切にするというテーマである。
“MARLEY75” 関連の音楽イベントはたくさん企画されている。その第一弾となるのが、今春ビーチライフ・フェスティヴァルでヘッドライナーを務めるジギー・マーリー&スティーヴン・マーリーのボブ・マーリー・セレブレーションである。ビーチライフ・フェスティヴァルでは三日間にわたって浜辺で音楽・アート・食に関するイベントが行われる。そこでジギー・マーリーとスティーヴン・マーリーは、父ボブ・マーリーの生誕75周年を祝うため、ボブが残した名曲の数々を特別なコラボレーションで披露する予定。

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