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リーアム・ニーソン『探偵マーロウ』日本版予告編 ─ 伝説の探偵フィリップ・マーロウ演じる

探偵マーロウ
©2022 Parallel Films (Marlowe) Ltd. / Hills Productions A.I.E. / Davis Films marlowe-movie.com

リーアム・ニーソンの記念すべき出演100本目となる映画『探偵マーロウ』より、日本版予告編映像が公開となった。伝説のキャラクター、私立探偵フィリップ・マーロウを演じる注目作だ。

マーロウといえば、ハードボイルド小説の元祖の一つとなる作品群のキャラクター。レイモンド・チャンドラーが1930年代に生み出した、永遠のダンディズムを象徴する男だ。タフで孤独なジェントルマン、女性にモテるが友情を重んじ、どんな時も権力に媚びないその生きざまは、世界中のファンを長きにわたり魅了してきた。

これまでハンフリー・ボガート、ロバート・ミッチャムといった名立たる俳優たちが扮した、まさに伝説の役。リーアムはフィリップ・マーロウについて、「かつて監督や脚本家たちの頭の中にあった”私立探偵像”を永遠に変えてしまった。そんなキャラクターをずっと演じてみたいと思っていた」と語っている。

スーツに帽子というお馴染みの姿で登場し、「私は探偵名前はフィリップ・マーロウ」という渋い自己紹介から始まる映像。彼が引き受けた依頼は、謎のブロンド美女・クレア(ダイアン・クルーガー)のかつての愛人探し。調査を始めたマーロウは、映画業界で働いていたというその若い男ニコ・ピーターソン(フランソワ・アルノー)がすでに殺されていることを突き止める。

しかしクレアは街で彼を見かけたと主張し、娘が何を依頼したかを探るクレアの母ドロシー(ジェシカ・ラング)や、ニコを見つければ金を払うともちかける闇稼業のボス(アラン・カミング)も現れ、ニコを追う人物は複数人いることが判明。果たしてニコは何者なのか?そして彼は生きているのか?

原作はブッカー賞受賞作家ジョン・バンヴィルが、ミステリー小説を手がける際の“ベンジャミン・ブラック”名義で著した「黒い瞳のブロンド」(小鷹信光訳/早川書房刊)。村上春樹の新訳が話題を呼んだチャンドラーの傑作「ロング・グッドバイ」の続編として本家の公認を受けている。メガホンをとったのは『クライング・ゲーム』(1992)でアカデミー賞脚本賞を受賞したニール・ジョーダン。共にアイルランド出身であるリーアムとのタッグは4度目、たしかな信頼関係のもと“リーアム・ニーソンのフィリップ・マーロウ”を見事に演出した。共演には『女は二度決断する』(2017)でカンヌ国際映画祭最優秀女優賞に輝いたダイアン・クルーガー、アカデミー賞・エミー賞・トニー賞すべてを受賞=通称“演技の三冠”を達成しているジェシカ・ラングなど、実力派女優陣が華を添える。

原作シリーズのファンやリーアムのファンはもちろん、ミステリーやハードボイルド作品がお好みの方は必見。『探偵マーロウ』は2023年6月16 日(金)、TOHO シネマズ シャンテほか全国ロードショー。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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