マーティン・フリーマン、31歳年下ジェナ・オルテガとの性的シーン批判に反応 ─ 「素晴らしいでしょ?と言っているわけではない」

人気ドラマ「ウェンズデー」のジェナ・オルテガと、『ホビット』「SHERLOCK(シャーロック)」シリーズなどで知られるマーティン・フリーマンが共演する映画『ミラーズ・ガール(原題:Miller’s Girl)』が、年が離れた2人が恋仲に発展するというストーリーにより、ソーシャルメディアを中心に物議を呼んでいる。演じた当人たちは本件をどう捉えているだろうか。フリーマンが英Timesのインタビューにて持論を述べている。
『ミラーズ・ガール』は、将来有望な作家の卵カイロ・スウィート(オルテガ)とその教師ジョナサン・ミラー(フリーマン)の複雑な関係に焦点を当てた物語。ふたりの関係が教師と生徒の枠を飛び越え、やがて暗転していく様子がダークな雰囲気で描かれる。

2024年1月の米国公開以降、IMDBやRotten Tomatoes、Letterboxdなどのレビューサイトでは賛否が分かれており、「詩的で素晴らしい」「見る価値がある」と賞賛するものから「がっかりした」「二度と『ホビット』も見たくない」などの否定的な意見に二分されている。実際に31歳の年の差のあるオルテガとフリーマンが劇中で性的なシーンを演じていることに抵抗を示している層も一定数存在する。一方で、本作のインティマシー・コーディネーターは、撮影は配慮をもって行われ、オルテガは居心地よく過ごしていたと回答している。

フリーマンは本作を「大人っぽく、ニュアンスのあるもの」と評し、「“素晴らしいでしょう?”と言っているわけではありません。だけど、複雑な主題が世間一般の意見によって汚されてしまうことは少し残念です」と、物議に対する私見を述べている。フリーマンの意図としては、2人の年の差を手放しで肯定するべきということではなく、ストーリーそのものを見て判断してほしいということかもしれれない。
フリーマンはナチスによるユダヤ人大虐殺を描いた『シンドラーのリスト』(1993)にて、リーアム・ニーソンが主人公オスカー・シンドラーを演じたことを引き合いに出して、「役を演じるということが必ずしも、作品の主題を支持しているということではないですよね」と強調している。
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Source:The Times of London