Menu
(0)

Search

ゲーム『Marvel’s Avengers (アベンジャーズ)』レビューと解説 ─ 最大4人オンライン協力あり、複数年かけてコンテンツ無料追加

Marvel's Avengers (アベンジャーズ)

アベンジャーズ」独自ストーリー、2大ポイントは「本物らしさ」と「オリジナリティ」

『Marvel’s Avengers (アベンジャーズ)』開発を手掛けたクリスタル・ダイナミクスのエディトリアルディレクター、ケーシー・リンチ氏

「まず初めに、このゲームで描かれるアベンジャーズの物語は完全にオリジナルのものであるということです。2つ目は、ゲームプレイの方法。シングルプレイと、オンラインプレイが楽しめます。それから、カスタマイズについて。登場するヒーローを、お好きなようにカスタマイズすることができます。最後に、このゲームではヒーローのパワーがプレイヤーの手に委ねられている、ということをご紹介します。

『Marvel’s Avengers (アベンジャーズ)』で描くのは、マーベル全体にとってもアベンジャーズのネクスト・ステップです。今作は、マーベルと密接なチーム関係を築いて製作しています。クリスタル・ダイナミクスは、お馴染みのキャラクターを用いて独自の物語を描くことを得意としています。2013年のリブート作『トゥームレイダー』でララ・クロフトをリメイクさせて頂いたように、アベンジャーズにも取り組むことができたことをとても嬉しく思っています。

マーベルとのコラボレーションにあたっては、2つのポイントがありました。『本物らしさ』と『オリジナリティ』です。『本物らしさ』について言えば、マーベルの方々はどんなファンよりもヒーローのことを熟知されています。マーベルの方々こそ、アベンジャーズのエキスパートなのです。そして『オリジナリティ』ですが、彼らは私達に観たことのないアベンジャーズを求めました。映画やコミックをなぞってほしくなかったのです。だからこそ、全く新しい独自のストーリーを創造しました。

冒頭のチュートリアル部分では、どのようにして5人のヒーローを操作できるのかが体験できます。祝福のためのはずだったA-Dayが失敗に終わり、ヘリキャリアがサンフランシスコもろとも破壊されてしまい、アベンジャーズは責任を問われ、キャプテン・アメリカが消息を絶ってしまいます。

ゴールデンゲートブリッジでの戦いが終わると、チュートリアルも終了。より広い世界へと開けていき、敵の難易度も選択できるようになります。あなたはそこで、失われたヒーローたちを“リアッセンブル”させて、アベンジャーズに立ち向かってくる敵たちと戦っていくのです。」

ゲーム『Marvel’s Avengers (アベンジャーズ)』のヴィラン

「さて、今作の敵についてお話しましょう。A-Dayの後、アベンジャーズは解散します。そこで台頭する組織こそ、このゲームのヴィラン組織となります。アドバンスド・アイデア・メカニクス(Advanced Idea Mechanics)、通称AIMです。

AIMは、スーパーヒーローではなく科学こそが世界を救うという信条を掲げています。AI部隊を率いて、スーパーパワーの驚異から世界を守ろうとしています。技術に酔いしれ、科学的ユートピアを目指すあまり、それが地球にとって未曾有の危機になりつつあります。これを止めるためには、散り散りになったアベンジャーズたちが再び集結しなければなりません。明らかになるAIMの野望ですが、これが今作におけるアベンジャーズの物語の一要素になります。」

ゲーム『Marvel’s Avengers (アベンジャーズ)』で描かれるヒーローたち

Marvel's Avengers (アベンジャーズ)

「今作のアイアンマン/トニー・スタークは、財産も技術力もオモチャ(=スーツや武器など)も全て失って閉じこもっています。ハルク/ブルース・バナーはA-Day事件を受け、アベンジャーズはスーパーヒーローなのか、それとも単なる自警団なのかと思い悩み、彼も重い責任を感じ、行方をくらまします。橋で一般市民を救出したブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフだって、自分がキャプテン・アメリカを救えなかったこと、キャップが必要としている時に自分がそこにいられなかったことを悔やんでいて、自らの実力不足を責めて、一匹狼のスパイに戻っている状態です。ソーも、アベンジャーズの役に立てなかった自分にはムジョルニアを持つ資格などない、と悔やんでいます。ハンマーを置いてミッドガルドに戻り、慎ましく人々に仕える生活に戻っています。そしてキャプテン・アメリカ/スティーブ・ロジャースは自己犠牲を払い、文字通りヘリキャリアと共に墜落。消息不明となりますが、決して人々に忘れ去られたわけではありません。

Marvel's Avengers (アベンジャーズ) Marvel's Avengers (アベンジャーズ)

このストーリーの面白いところは、よくあるスーパーヒーローが世界を救う物語ではないこと。むしろプレイヤーがアベンジャーズを救うのです。そして、今お話したことは、このゲームで描かれる世界のほんの一部にすぎません。それではここから、ゲーム全体をどう進めていくかをご紹介しましょう。」

ゲームシステムはヒーロー・ミッションとウォーゾーン・ミッションの2種

「『Marvel’s Avengers (アベンジャーズ)』は地球全体規模でのアドベンチャー。廃棄されたヘリキャリアを基地として、世界各地で展開されるシングルプレイ/協力プレイのミッションを進めていきます。ここでは、ウォーテーブルというものが登場します。ウォーテーブルを開くと、2種類のミッションがあります。ヒーロー・ミッションと、ウォーゾーン・ミッションです。

ヒーロー・ミッションはシングルプレイ用で、特定のヒーローを操作します。これを進めると、アベンジャーズの様々なヒーローや、ウォーゾーン・ミッションがアンロックされます。ウォーゾーン・ミッションでは、アンロックした好きなヒーローを操作して、シングルプレイまたは最大4人の協力プレイに挑むことができます。

世界各地で展開されるウォーゾーン・ミッションでは、ギアを取得したり、様々な敵と戦ったりできます。ウォーゾーン・ミッションのアクティビティやゲームタイプは多岐にわたっていて、新ストーリーもアンロックすることができます。

プレイできるミッションは世界各地に広がっています。ウォーテーブル上の青いアイコンがヒーロー・ミッションで、それ以外はウォーゾーン・ミッションです。ログインして、ストーリーを進めたければ青いヒーロー・ミッションを、友達と協力プレイを楽しんだり、コスチュームやギアを集めたりレベル上げをしたければウォーゾーン・ミッションを選びましょう。」

自分好みのヒーローにカスタマイズ

「それでは、ヒーローのカスタマイズについてお話しましょう。まずはコスチュームから。例えばアイアンマンのコスチュームについても、いくつも種類があります。(開発画面上には、実に様々なアイアンマンのスーツが並んでいた。様々なスーツを眺めているだけで数時間は過ぎてしまいそうである。)80年に及ぶマーベル・コミックの歴史の中から、ファンに愛されるコスチュームに加え、独自のデザインもご用意します。」

好きな見た目にカスタムしよう

「コスチューム自体は、あくまでも見た目に関わるもの。ゲームプレイには影響しません。好きなスタイルでプレイして、好きな見た目になることができる。この2点をちゃんと分けたかったからです。つまり、好きなコスチュームを着て、好きなスキル、ギアを装着できるということです。各ヒーローには多数のコスチュームがあって、プレイによってアンロックされるものもあれば、マーケットプレイスで購入できるものもあります。これが、見た目のカスタム。それでは、プレイスタイルのカスタムについてご説明しますね。」

ギアとスキルでヒーローを自由に強化

「ギアとスキル、というものがあります。ミッションで戦闘を行うと、ギアのアップグレードができるようになります。ギアはキャラクターごとに種類があって、レアリティ(レアさの階級)もあります。各ギアには『パーク』というボーナス効果も組み込まれています。これを組み合わせて、ヒーローのスタイルを自分好みにカスタムすることができるのです。レアリティの高いギアには、より良いパークが備えられています。良いギアをゲットするには、難しいミッションをクリアしなければいけません。ギアはゲーム進行における大きな要素です。ヒーローたちのプレイスタイルにも影響してきます。

続いて、スキルについて。ゲームを進行していくとスキルポイントが得られます。このスキルポイントを使って、ヒーローごとに用意された独自のスキルツリーから、様々なスキルをアンロックできます。キャラクターおなじみの技から、このゲームのために考案された、予想外の新たな技まであります。

新しいスキルを身に着けていくと、プレイスタイルも変化していきます。例えば、アイアンマンと言えばリパルサーがお馴染みですが、スキルポイントを割り振っていけば、よりパワフルになっていきます。プレイを重ねてスキルツリーを進めていけば、もっと色々な攻撃が可能になります。レーザー攻撃のスキルツリーや、ロケットのスキルツリーもあります。複数のスキルを体得すれば、格闘中に攻撃を切り替えることもできます。また、各ヒーローにはスペシャル技があります。アイアンマンならユニビーム、ハルクならサンダー・クラップ、といったように。」

自分流の戦い方でアベンジャーズを操作できる

「これまでのスーパーヒーローゲームでは、ほとんどが1人のヒーローを操作するものでしたよね。でも今作では、初めから5人のヒーローを操作できます。しかも、ゲームが進めば操作するヒーローも増えていきます。大事なのは、各ヒーローが個性と、独自のプレイ性を持っていることです。戦闘スタイルにも、接近戦、遠隔戦、空中線、地上戦と様々なものがあります。どのヒーローをプレイするかによって、武器、パワー、ガジェット、アビリティも異なってきます。たとえばアイアンマンを選べば、空飛ぶハイテク兵器として、ハルクを選べば、暴走列車のごとく突進して、敵を掴んで叩きつけることができます。

Marvel's Avengers (アベンジャーズ)

戦闘システムは柔軟的で、各ヒーロー独自のコンボ攻撃も可能です。これはプレイヤーが選んだギアやスキルによって変化するので、自分ならではのコンボや、強力な攻撃を組み上げることができます。ちなみに私はソーを操作するのが好きです。(まるで映画のワンシーンのような、アベンジャーズたちが入り乱れて戦闘する画像を見せながら)これはスタジオのみんなで協力プレイをした時の、ゲーム画面のスクリーンショットです。私は空高く飛び上がって、広範囲に向けて攻撃を下す戦い方が好きですね。でも他の方がプレイすれば、戦車のように地上でハンマーを敵に直接ブチ込んでいくのがお好みかもしれません。私の場合、スキルポイントを広範囲攻撃に振っていますが、地上戦向けにカスタムすることも可能ですよ。

ここで大事なのは、ソーでもハルクでもブラック・ウィドウでも、あなた好みの戦い方でプレイできます、ということです。あなたの好きなハルクと、私の好きなハルクは違うかもしれませんからね。『その手に、力は委ねられた―というのは、そういうことです。

Marvel's Avengers (アベンジャーズ)

老若男女の『アベンジャーズ』ファンがいらっしゃいますから、ストーリーに惹かれる方もキャラクターに惹かれる方もいるでしょう。ヒーローのカスタマイズを楽しみたい方もいらっしゃるはずです。このゲームは、どんな人でもお楽しみ頂けるように設計しています。」

複数年かけて追加コンテンツを無料リリース予定

「今回ご紹介したのは、このゲームのほんの一部です。ストーリー、キャラクター、ミッションタイプ、システム、他にもご紹介したいことはまだまだ沢山あります。本作は、発売後も複数年をかけてコンテンツを追加していきます。新ヒーローや新リージョンを、追加費用なしでリリースする予定です。今後数ヶ月で、今作のストーリーやキャラクターについての更なる詳細を発表予定です。特に、敵組織のAIMについて。彼らの実態や野望についてもお伝えしてまいります。今後、協力プレイの詳細も発表予定です。

これぞ、アベンジャーズの次なる姿。あなたがプレイするのは、オリジナルのアベンジャーズ・ストーリーです。おひとりでも、オンラインの協力プレイでも。自分だけのアベンジャーズの戦闘スタイルをカスタムすることもできます。ヒーローのパワーが、プレイヤーの手に委ねられているのです。今作はプレイステーションとのパートナーシップを組んでいて、ユーザーにはベータ版の早期アクセス用コードをご提供する予定です。サプライズもご用意しています。『Marvel’s Avengers (アベンジャーズ)』は、2020年5月15日、PS4、X Box One、Stadia、PC版で発売予定です。」

Marvel's Avengers (アベンジャーズ)

記者からの質疑応答

── ヒーローごとに異なるスタイルを用意するにあたって、ゲーム初心者にとっても複雑になりすぎないようにしていますか?それから、ゲーム中にキャラクターを切り替えなければいけないような部分はありますか?例えば、ここはハルクに切り替えて壁を壊すとか、ここはアイアンマンに切り替えて空を飛ばなければいけない、とか。

「良い質問です。まず、各ヒーローの操作性については、キャラクター性を第一について設計しました。ハルクやアイアンマンは、どんな風に操作されるべきだろうか、それが私達にとっての指針になりました。

ミッションではお好みの難易度を選択できます。だから、私の10歳の娘でも、筋金入りのゲーム・ファンでも、映画は好きだけどあまりゲームはやったことがない、という方でもお楽しみ頂けます。『シャドウ オブ ザ トゥームレイダー』のような感じで、誰にでも最適な難易度を選べます。

それで、チュートリアル後のミッションでは、キャラクターを切り替える場面は登場しません。つまり、ミッション開始時に選んだヒーローは、ミッション終了まで使い続けることになります。ヒーローを切り替えて障害物をクリアするというものは基本的にはございません。」

── ヒーロー・ミッションとウォーゾーン・ミッション、バランス配分はどんな感じですか?

「『トゥームレイダー』シリーズのキャンペーンのように、ヒーロー・ミッションがゲームの大部分になります。一方、ウォーゾーン・ミッションは複数年にわたって開発しますので、どんどん追加されていくものとお考え下さい。ウォーゾーン・ミッションは毎週、隔週、毎月といったペースで更新していきますので、プレイするごとにフレッシュな気持ちで飽きずにお楽しみ頂けます。」

── ギアはいくつ装着できるのですか?

「ギアは4スロットまで装着できます。各ヒーロー独自のギアがあって、例えばアイアンマンにはスターク・インダストリーズ製のギアがあります。4スロット全てスターク・インダストリーズのギアで揃えると、更なるボーナス効果も付与されます。」

── このゲームにおける「オリジナリティ」は、どんなところを重視したのですか?

「まず、これまでの映画やコミックにはなかったものを描きたかったので、キャラクターについてはこれまでにない独自の方向性を意識しました。例えば、トニー・スタークがお金もモノも全て失っていたり。それから、キャプテン・アメリカがヘリキャリアと共に墜落して消失するというアイデアについて、マーベルの方々は興奮と共に心配していましたね。この恐ろしい状況下で、プレイヤーには失われたアベンジャーズを再結集させて、チームを再建させるということが重要でした。」

── 映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の時みたいに、またホークアイがいないのですが……(笑)、今後登場しますか?

「現時点でお見せできているのは5人のヒーローだけですが、他にも様々なヒーローが登場しますよ。アベンジャーズにはもっと色々なキャラクターが存在しますからね。今後アナウンス予定です。」

ゲーム『Marvel’s Avengers (アベンジャーズ)』は、PlayStation(R)4、Xbox One、Windows PC、Stadia向けに2020年5月15日発売予定。

© 2019 MARVEL. Developed by Crystal Dynamics and Eidos Montréal. Development support provided by Nixxes.

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly