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『マトリックス4』は「ラブストーリー」、キアヌ・リーブスが語る ─ 前3部作からビジュアルにも変化あり

マトリックス リローデッド
© Warner Bros. 写真:ゼータ イメージ

『マトリックス』シリーズの最新作『マトリックス4(原題:Matrix 4)』を撮影中のキアヌ・リーブスが、本作が“ラブストーリー”になることを予告した。

英BBCの「The One Show」に登場したキアヌは、ドイツ・ベルリンにて撮影が進行中であることを認め、「とても幸せなことです。良いものを作ろうとしています」とコメント。脚本・監督のラナ・ウォシャウスキーには「見事な脚本を書いてくれました」と賛辞を寄せている。「(この映画は)ラブストーリーです。とても刺激的な、目が覚めるような新バージョンであり、素晴らしいアクションもあります」

現時点で『マトリックス4』がいかなる“ラブストーリー”となっているのかはわからない。本作にはネオ役でキアヌが、トリニティ役でキャリー=アン・モスが続投するが、新キャストも多数参戦するのだ。一部には「ヤング・ネオ」「ヤング・モーフィアス」なる役どころがあるとの噂もささやかれており、物語の主眼がどの人物に置かれるのかさえ定かではない。

新たな出演者のひとり、『ゴーン・ガール』(2014)のニール・パトリック・ハリスも、ラジオ番組「The Jess Cagle Show」でウォシャウスキー監督を絶賛。「とても開放的なエネルギーの持ち主」だと称え、『マトリックス』3部作と本作では、監督の生み出すビジュアルに変化が生じていることも示唆した。「これまで彼女がやってきたことと、今やっていることでは、スタイルが視覚的に変化していますね。さらに進化しています」

思えばウォシャウスキー監督は、すでに『クラウド アトラス』(2012)や『ジュピター』(2015)、Netflixドラマ「センス8」(2015-2018)の時点でビジュアルの方向性を大きく変えていた。『マトリックス4』には過去作のビジュアルを支えたコンセプチュアル・デザイナーのジェフ・ダロウ、ストーリーボード・アーティストのスティーヴ・スクロースも続投するが、撮影監督には『クラウド・アトラス』「センス8」のジョン・トールが登板。このコラボレーションは『マトリックス』にいかなる化学反応をもたらすのか。

ちなみにニールは、撮影のスケールの大きさを楽しみながら制作に参加している模様。新型コロナウイルスの影響がいまだ甚大な現状を踏まえて、「こういう映画を大きな劇場で観られる日が楽しみだし、これは大きなスクリーンで見るにふさわしい作品です」とも語っている。

映画『マトリックス4(仮題)』は2022年4月1日に米国公開予定。

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Sources: The One Show, Yahoo!The Hollywood Reporter, Comicbook.com

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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