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『マトリックス4』脚本、キアヌ・リーブスは「すごく野心的」と語る ─ 2020年初頭に撮影開始

ジョン・ウィック:パラベラム ジャパンプレミア
© THE RIVER

映画史に残るSFアクション『マトリックス』シリーズの最新作、『マトリックス4(原題:Matrix 4)』について、主演のキアヌ・リーブスが脚本の感想をわずかに明かした。

妹カリナ・ミラーがプロデューサーを務める映画『Semper Fi(原題)』の上映イベントに登場したキアヌは、米Entertainment Tonightの取材で「『マトリックス4』の脚本には満足されていますか?」との質問に「もちろんですよ」と応答。「すごく野心的です。そうあるべき内容ですよ」と語った。

もっともキアヌは、隣に立つ妹が主役である会場だからか、必要以上に多くを明かすまいという警戒心からか、記者に対しては決して高くないテンションで対応している。しかし、「私たちはすごく楽しみにしてるんですが、なんだか控えめですね」と記者からいじわるな突っ込みを受けると、申し訳なさそうに手を合わせている。ここまで含めてキアヌの魅力なので、その様子はEntertainment Tonightのウェブサイトでご覧いただければ幸いである。

ともあれ、『マトリックス4』の脚本が「野心的」な仕上がりなのは、すでに伝えられている情報からも察しのつくところだ。以前からワーナー・ブラザースは『マトリックス』のリブート企画などを立ち上げていたが、第4作が本格的に動き出したのは、3部作から続投するラナ・ウォシャウスキー監督による脚本がスタジオ側の士気を高めたからだという。

また製作発表に際して、ウォシャウスキー監督は「20年前にリリー(・ウォシャウスキー)と発見した、我々の現実についてのアイデアは、現在さらに今日的な意味を帯びるものとなっています」とコメント。ウォシャウスキー監督作品『クラウド アトラス』(2012)の原作者デイヴィッド・ミッチェル、作家のアレクサンダル・ヘモンという文学界の俊英を共同脚本に迎え、2020年代にふさわしい『マトリックス』のあり方が模索されたとみられる。

『マトリックス4』にはネオ役のキアヌ・リーブス、トリニティー役のキャリー・アン=モスが続投。なお、3部作でローレンス・フィッシュバーンが演じたモーフィアスには若い俳優が再キャスティングされる可能性もあるという。そのあたりにも、もしや「野心的」といわれるゆえんがある…?

映画『マトリックス4(原題:Matrix 4)』は2020年初頭より撮影開始予定。

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Source: Entertainment Tonight

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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