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マット・デイモン、『バットマン』ロビン役を演じる可能性あった ─ オーディション時を振り返る

マット・デイモン
Photo by NASA/Bill Ingalls https://commons.wikimedia.org/wiki/File:%27The_Martian%27_World_Premiere_(NHQ201509110004).jpg Remixed by THE RIVER

『オーシャンズ』『ボーン』シリーズをはじめ、『オデッセイ』(2015)『フォードvsフェラーリ』(2019)など数多くの傑作映画に出演を重ねてきた俳優、マット・デイモン。そんなハリウッドを代表する俳優は若手時代に、バットマンの相棒、ロビン役を演じる可能性が過去に二回もあったのだという。

1988年に俳優として映画デビューしたマット・デイモンは、このたびポッドキャスト「Happy Sad Confused」にて、ティム・バートンによる『バットマン』(1989)のオーディションに参加していたことを打ち明けた。「ロビン役を受けるために、ニューヨークに行ったことがあるんです。それはたしか1987年か1988年のときのことで、僕が16・17歳の頃でした」。

この『バットマン』にロビンは最終的に登場していない。ロビン登場案は脚本の初期段階以降に削除されたとのことで、その初稿は本人さえも読んだことがないのだという。「『バットマン』のシーンを読んでいるのではなく、まるでほかの映画の別の場面を読み上げているかのような秘密めいたものだったんです」。内容を伏せられた上で、オーディションが行われたともなれば、『バットマン』のオーディションだったことはデイモンも後日知ったということなのかもしれない。

そしてもう一度訪れたチャンスは、ジョエル・シュマッカーがメガホンをとった『バットマン フォーエヴァー』(1995)のスクリーンテストでのこと。デイモンは、このスクリーンテストを受けた際には、「クリス・オドネルがすでにこの役を獲得していた」と当時を振り返っている。もっともオドネルとスタジオは当時、ギャラの交渉で難航していたため、「スクリーンテストにほかの役者をふたりほど呼んでいたみたいです」という。言うなれば、ロビン役として最後の三番目まで残っていたというわけだ。デイモンがロビン役を演じることはなかったが、仕事仲間であり親友である、ベン・アフレックはバットマン役を『ザ・フラッシュ(原題)』で再演することが決定している。ふたりがいつの日か共闘する姿を見てみたいものだ。

Source: Happy Sad Confused , Collider

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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