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ベネディクト・カンバーバッチ『モーリタニアン 黒塗りの記録』予告編 ─ 9・11から20年、アメリカ現代史の闇に迫る

モーリタニアン 黒塗りの記録
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ベネディクト・カンバーバッチジョディ・フォスター共演、ゴールデングローブ賞にて俳優部門2部門で候補入りを果たした『モーリタニアン 黒塗りの記録』より、予告編・場面写真が公開された。

2005年、弁護士のナンシー・ホランダー(ジョディ・フォスター)は、アフリカ・モーリタニア出身のモハメドゥ・スラヒ(タハール・ラヒム)の弁護を引き受ける。9・11同時多発テロの首謀者のひとりとして拘束されたが、裁判は一度も開かれていなかった。キューバのグアンタナモ収容所で地獄のような生活を何年も送るスラヒについて、ナンシーは「不当な拘禁」だとアメリカ合衆国を訴える。

時を同じくして、テロへの“正義の鉄槌”を望む政府から、米軍に対してモハメドゥを死刑判決に処せとの命が下り、スチュアート中佐(ベネディクト・カンバーバッチ)が起訴を担当する。真相を明らかにして闘うべく、両サイドから綿密な調査が始まった。モハメドゥから届く手紙による“証言”の予測不能な展開に引き込まれていくナンシー。ところが、再三の開示請求でようやく政府から届いた機密書類には、愕然とする供述が記されていた……。

公開された予告編は、ナンシーと助手のテリーが、モハメドゥが収監されているグアンタナモ収容所を訪ねる場面から始まる。無実を訴えるモハメドゥの代理人になるナンシーだったが、米政府は“モハメドゥを必ず死刑に”とスチュアート中佐に厳命した。政府から与えられた資料は多くが黒く塗りつぶされ、まったく真相が掴めない。政府が証拠の提示を拒んでいると疑ったナンシーの助言により、モハメドゥはアメリカを訴える。一方、ステュアートも自分の知らないところで陰謀が動いていることに困惑する。そこに隠された真実とは、そして<暴かれたアメリカの闇>とは? アメリカ同時多発テロから20年、現代史の闇に隠れた真相がいま明らかになろうとしていた。

原作はモハメドゥ・ウルド・スラヒの手記『グアンタナモ収容所 地獄からの手記』。監督は『ラストキング・オブ・スコットランド』(2006)などのケヴィン・マクドナルドが務めた。

映画『モーリタニアン 黒塗りの記録』は2021年10月29日(金)全国ロードショー。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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