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ジェームズ・マカヴォイ、『スター・トレック』ピカード役を演じたい ─ 自宅待機中にパロディも製作

ジェームズ・マカヴォイ
Photo by https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/48383689106/

『X-MEN』シリーズのジェームズ・マカヴォイが、『スター・トレック』の人気キャラクターであるジャン=リュック・ピカード艦長役に(ジョーク交じりの)熱意を燃やしている。

もともとピカード役といえば名優パトリック・スチュワートの当たり役であり、マカヴォイとスチュワートは『X-MEN』シリーズでチャールズ・エグゼビア/プロフェッサーX役をともに演じてきた。『スター・トレック』ユニバースでもスチュワートの青年時代を演じることとなるか……?

マカヴォイによる『スター・トレック』パロディ

コロナ禍の自主隔離期間、マカヴォイは友人たちとともに、パロディの短編映画『Star Force』シリーズをリモートで製作し、Instagramにて2本発表。米国のテレビ番組「The Tonight Show Starring Jimmy Fallon」では、「パロディでありオマージュ。パロマージュです」と笑った。手作り感満載の出来ばえをまずはチェックしてほしい。

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このお手製パロディ映画で、マカヴォイは“『スター・トレック』っぽい船”の艦長役を演じている。これを受けて、司会者のジミー・ファロンが「あなたが若き日のジャン=リュック・ピカードを演じる世界線はないのかと言われていますよ」と言えば、マカヴォイは「ジミー、僕がジャン=リュック・ピカードを演じる世界線はひとつしかありません。ほかの世界は別次元です、ダメなエピソードの」と応じる。「もう存在するってことですか?」「あります、あります」。

ジョークたっぷりのやり取りのなか、マカヴォイは「雇ってもらえないなら、電話してなんとかする」と一言。『Star Force』についても「パトリックの顔にマーキングしているようなもの」と笑った。「ここは俺の縄張りだぞと。ほかのハゲた俳優はよそへ行ってくれ、俺がやる」。マカヴォイ、言いながら満面の笑顔である。

ちなみに、マカヴォイは過去にもピカード役への意欲を(同じく冗談交じりに)明かしていた。パトリック・スチュワート主演「スター・トレック:ピカード」(2020-)の製作が始まった2018年9月には「回想シーンの俳優は要りませんか?」「僕には経験があるし、サインの仕事もやりますよ」と反応。2019年春、米MTV Newsの取材でも、実現の暁には「『スター・トレック』ファンを知らないところに連れていく」「誰も知りたくなかったピカードの事実を明かします。艦長をぶち壊してやりますよ」と笑っていた。

Sources: The Tonight Show, MTV News

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。