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『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』監督、イルサ役レベッカ・ファーガソンとの新企画を構想中 ― スピンオフ製作は消極的

ミッション:インポッシブル/フォールアウト
© 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.

映画『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(2015)、『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018)のクリストファー・マッカリー監督が、同作でイルサ・ファウスト役を演じたレベッカ・ファーガソンとの新企画を構想していることを明かした。その一方、マッカリー監督は『ミッション:インポッシブル』のスピンオフ製作については現時点で消極的な姿勢を示している。

 ミッション:インポッシブル/フォールアウト
© 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.

Colliderのインタビューで、マッカリー監督は『ミッション:インポッシブル』のスピンオフ映画について、ファーガソンらと話し合いを持ったことを明かした。

「レベッカと僕で(スピンオフについての)話はしていますし、ジェイク・マイヤーズ(プロデューサー)とも、トム・クルーズとも話をしています。その話題になると、“どんな映画になるんだろう?”と言ってますね。『ミッション:インポッシブル』のスピンオフについては、イルサに限らず、たくさん話をしています。『ミッション~』はキャラクターを有効に活かす映画なので、スピンオフがどんな形になるのか、それは『ミッション:インポッシブル』だと言えるのか、と。『ミッション~』を作っているのは、トム・クルーズがとんでもないことを全部やる、という部分が大きいですから。」

マッカリー監督は「イルサはチームの一員だと思いますね」と述べて、『ミッション:インポッシブル』とは“チームありき”の映画であるという理解を強調している。「じゃあベンジーの映画はどんな感じなんだろう、チームのメンバーがいないベンジーって? 実際、チームのメンバーがいないイーサン(・ハント)は? 彼はつねに周囲の助けを必要とするけど、と。」

むしろマッカリー監督には、女優レベッカ・ファーガソンを起用しての「よりよいアイデア」があるという。監督は企画の詳細を明かしていないが、どうやら既存の映画あるいはドラマ作品を、決して大きくない予算でリメイクしたいという意向のようだ。

「僕は“映画はリメイクするな”と言うほうの人間です。でも、とても良い映画なのに大きな欠陥がある場合は別だと思ってます。ちょっとした変更を加えて、そこにレベッカ・ファーガソンを加えれば、最高の映画になるんじゃないかと…。」

 ミッション:インポッシブル/フォールアウト
クリストファー・マッカリー監督 © 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.

『ミッション:インポッシブル』シリーズの撮影を通じて、監督はファーガソンへの信頼を非常に強くしたそうだ。理由は、脚本を最後まで完成させずに撮影が進められるという特殊な製作スタイルに、ファーガソンが見事に対応したことにあった。

「こういうことが何度も、何度もあったんです。(撮影中)僕が、“何が起こるのか説明できないんです、だって僕も次のシーンの内容がわかっていないので…。でも、今この感情を演じてほしいんです”と言うと、彼女は“わかりました、やってみます。何を言われてるのかはちゃんとわかってないですけど、何が必要なのかはわかるので”と。」

果たしてマッカリー監督とファーガソンによる新企画は実現するのか、もし実現するとしたらそれはいつになるのか…。頭の片隅にとどめておいて、続報の到着を楽しみにしておこう。

映画『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』は2018年8月3日より全国の映画館にて公開中。

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』公式サイト:http://missionimpossible.jp/

Source: Collider

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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