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名作『クリスマス・キャロル』誕生秘話をファンタジックに描く ― 『Merry Christmas!~ロンドンに奇跡を起こした男~』11月公開決定

Merry Christmas!~ロンドンに奇跡を起こした男~
©BAH HUMBUG FILMS INC

世界中で愛される英文学の傑作『クリスマス・キャロル』の誕生を描いた伝記ファンタジー映画『The Man Who Invented Christmas(原題)』が、邦題『Merry Christmas!~ロンドンに奇跡を起こした男~』として2018年11月30日(金)より全国公開されることが決定した。

1843年の発表から現在まで読まれつづけ、何度も映像化されてきた『クリスマス・キャロル』はいかにして誕生したのか。本作では、その創作過程と著者チャールズ・ディケンズの心の旅が、おなじみのキャラクター・スクルージとの出会いを交えてユニークかつファンタジックに描かれる。このたび、特報映像とティザービジュアルが公開された。

Merry Christmas!~ロンドンに奇跡を起こした男~
©BAH HUMBUG FILMS INC

1843年10月、ヒット作に恵まれない中、家族や家の維持費で金欠状態だった小説家チャールズ・ディケンズは、どうにかヒット作を生み出そうと奮闘する。執筆に没頭するうち、彼は小説の世界に入り込んでいった。現実と幻想の境目が曖昧になっていく中、『クリスマス・キャロル』の登場人物スクルージらとの出会いを経て、ディケンズは幼少期の隠された記憶や実父との確執といった自分自身の問題と対峙していく……。

“聖なる夜に家族が集って贈り物を交換し、お互いの幸せを祈る”。世界中のクリスマスのお祝いのルーツには『クリスマス・キャロル』の影響がある。主人公が自らの暗い過去と向き合い、家族への思いやりに目覚めていく物語から伝わるのは、優しさと寛容こそが歓びをもたらすというメッセージ。文豪の産みの苦しみとともにディケンズ家の奇跡を描いたこの映画は、大切な人たちと過ごすクリスマスシーズンを温かく彩ってくれる。

Merry Christmas!~ロンドンに奇跡を起こした男~
©BAH HUMBUG FILMS INC

若き日のチャールズ・ディケンズを演じるのは、ディズニー映画『美女と野獣』(2017)の野獣役をはじめ、ドラマ「ダウントン・アビー」(2010-2015)や「レギオン」(2017-)でも絶大な人気を誇るダン・スティーヴンス。彼にインスピレーションを与えるスクルージ役を、『人生はビギナーズ』(2010)や『ゲティ家の身代金』(2017)のクリストファー・プラマーが偏屈かつユーモラスに演じる。チャールズの父親役には『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズやドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-)のジョナサン・プライス。実力派俳優の共演をまとめ上げたのは、ドラマ界でも活躍するバハラット・ナルルーリ監督だ。

なお本作は、早くも日本語吹替版の劇場公開が決定済み。時代背景や『クリスマス・キャロル』に関する事前知識がなくとも楽しめる、鑑賞者にとって「わかりやすい」を極めた意訳になっているとのこと。説明的な和訳を簡略化しつつも、19世紀のイギリスの情勢や『クリスマス・キャロル』の内容が本編だけで十分に習得できるそう。豪華声優陣のキャスティングも決定しているそうで、今後の情報に注目したい。

映画『Merry Christmas!~ロンドンに奇跡を起こした男~』は2018年11月30日(金)より全国ロードショー(配給:東北新社 STAR CHANNEL MOVIES)。2018年10月25日(木)~11月3日(土・祝)開催、「第31回東京国際映画祭」にて特別招待作品として上映されることも決定している。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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