『ミッション:インポッシブル2』トム・クルーズが編集作業乗っ取りのウワサ、ジョン・ウー監督が否定

映画『ミッション:インポッシブル』シリーズでは、各作品でトム・クルーズの情熱が込められている。トムは1作目からプロデューサーを兼任し、俳優としても身を粉にしながら映画をベストなものに仕上げてきた。
そんなトムをめぐっては本シリーズでの製作において、とある噂が囁かれてきた。2000年に公開された『ミッション:インポッシブル2』の編集室からジョン・ウー監督を締め出し、作業自体を乗っ取ろうとしたというものだ。長きにわたって解明されてこなかったこの噂について、2023年11月に当事者であるジョン・ウー監督が口を開き、ついにその真相が明らかになった。
結論から言うと、トムは編集作業を乗っ取ろうとしていなかったという。米Rolling Stoneとのインタビューで、ウー監督は「彼にそうすることはできませんでした」と証言している。
一方、ウー監督によれば、トムが関与を禁じられていた編集作業にどうにか関わろうとしていたことは確かだとか。撮影終了後、オーストラリアで休暇を取ったというトムだが、内容が気になるがあまりこんな行動を取ったという。
「彼はそれから、編集室にカメラを入れたがったんです。それは私たちが何をしているかを確かめるためでした。私たちは許可しませんでした。」
この時、ウー監督はトムに「誰にも干渉されずに映画を編集する必要があるんだ」と伝えたそう。これにはトムも「納得した」とのことで、編集室への潜入作戦は失敗に終わったようだ。
結果的に、『ミッション:インポッシブル2』ではジョン・ウー節が炸裂。劇中ではジョン・ウー作品恒例の鳩も登場するなど、シリーズの中でも異色の1作となった。
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