『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』は説明が多すぎ? ─ 批判に監督が反論 、「もっと努力する」とも

トム・クルーズ主演、『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』でメガホンを取ったクリストファー・マッカリー監督が、作品に寄せられたとある批判に対して反論のコメントを出した。
『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』では、強大な力を持つ“エンティティー”と呼ばれるAIの脅威を阻止すべく、イーサン・ハントらIMFがミッションに乗り出した。批評家からは絶賛され、公開時の米Rotten Tomatoesでは批評家スコア98%という好記録を叩き出していた(現時点で批評家スコア96%)。
一方、本作には批判的な意見も寄せられた。設定に関する劇中説明が多すぎるというものだ。エンティティ(それ)という新たな脅威を紹介する際、その実体は何なのか、何を狙っているのか、どのような力を秘めているのか、どう止めるのか、といったあらゆる説明がなされていた。
この度英Empireのポッドキャスト番組で、上述の批判内容について訊かれたマッカリー監督。「この映画には説明が多すぎると感じた方がたくさんいるのは知っています」とした上で、演出の意図を明かした。
「もし説明をすべて取り除けば、そうは感じないでしょう。でも、説明と引き換えに混乱を与えることになってしまう。説明の回数が多すぎると感じた人は偉いと思います。授業で一番鋭い生徒です。細心の注意を払い、すべての台詞に耳を傾けているんですからね。でも全員が常にそうであるとは限りません。」
一方で、作中での説明が多すぎたことを認めてもいる模様。「会話(のシーン)を好む人もいれば、そうではない人もいます。もっとうまくやれるよう努力するつもりです」と語っている。
とはいえ、マッカリー監督は『デッドレコニング PART ONE』における説明の重要性を再度強調。「映画の第3幕はほとんどの人にとって上手くいったように思います。最初の2幕が、第3幕のお膳立ての役割を果たしました。批判のことはもちろん認識していますが、変えろと言われても答えはノーです」。

イーサン・ハントの物語は続く『デッドレコニング PART TWO(原題)』でフィナーレを迎える予定。続編では『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(2015)でフィーチャーされたような水中シーンが登場するとも言われており、アクションの更なる進化にも期待できそうだ。
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Source: Empire Spoiler Special