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『ミッション:インポッシブル』トム・クルーズのデジタル若返りが見送られていた

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE
©2023 PARAMOUNT PICTURES.

『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』では、主人公イーサン・ハント役トム・クルーズにデジタル若返りを施す案が検討されていたようだ。監督のクリストファー・マッカリーが英Total Filmにて明らかにした。

デジタル若返りといえば、直近では『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』でも話題になった。同作は第二次世界大戦時中の舞台から幕を開け、主演ハリソン・フォードが30代の姿になって登場した。

これと似たように、『デッドレコニング PART ONE』も1989年のシーンとともに開始する予定であったことを、マッカリーは語っている。そのシーンでは、トムにデジタル若返りを施す予定だったそうだ。劇中の時間に照らし合わせるのなら、20代後半のトムの姿が見られることになっていた。およそ『トップガン』(1986)『レインマン』(1988)『7月4日に生まれて』(1989)などの時期だ。

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結果的にこれは採用されなかった。「若返りについて調べている間に大きかったのは、私がずっと“この若返りはすごく良い”とか“こっちは良くない”と言い続けていたこと。実際にストーリーに即しているかを考えていたわけではなかったのです。何年も前から知っている俳優が、突然こんな若い人になるということに、私は気を取られていたわけです」と、マッカリー監督は目的と手段が逆転していたことを振り返る。

本作ではデジタル若返りを見送った監督だが、将来的には利用価値があるとみなしているようだ。「リサーチをしているうちに、どうアプローチするのがベストなのか、攻略法を見つけられた……と思います」と監督。もっとも、「その頃にはもうこの手法から気が離れているかもしれないし、あるいはまだ遊んでいるかもしれない」と、確固たるプランがあるわけではない模様。『ミッション:インポッシブル』では後編となる『PART TWO』が2024年に米公開予定だが、そちらではどうだろうか?

『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』は2023年7月21日公開予定。

Source:Total Film

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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