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『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』前に第1作『ミッション:インポッシブル』だけ復習がオススメ

ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング
©2024 PARAMOUNT PICTURES.

トム・クルーズ主演『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は、「すべての“ミッション“はここにつながる」をキーフレーズとしたシリーズの集大成。しかし、約30年にわたるシリーズ全7作を復習する時間はない──そんな人におすすめしておきたいのが、第1作『ミッション:インポッシブル』(1996)のみをおさらいしておく最短ルートだ。

なぜ第1作なのか。それは、前作で復帰したCIAエージェントのユージーン・キトリッジ(ヘンリー・ツェニー)のみならず、CIAアナリストのウィリアム・ダンロー(ロルフ・サクソン)が再登場するからだ。

ダンローが登場したのは、『ミッション:インポッシブル』シリーズを代表する名シーン、クルーズ演じる主人公イーサン・ハントがCIA本部の金庫に天井から宙吊りで潜入する場面。CIAの技術者であるダンローは、高度なセキュリティを有する金庫に入れる唯一の人物として機密ファイルの管理を任されていた。

ところが、潜入していたクレア(エマニュエル・ベアール)に薬を盛られて金庫を離れてしまい、その隙にイーサンによってファイルを盗み出されてしまう。金庫に戻ったダンローが目にしたのは、フランツ・クリーガー(ジャン・レノ)が誤って天井から落とし、机に突き刺さっていたナイフだった。ダンローはナイフを見つめ、ついに何が起こったのかを悟る──。

この事件を経て、キトリッジはダンローをアラスカに更迭。その後、ダンローがどのように暮らしていたのかは誰も知らない。

もともとは、ダンローもキトリッジとともに前作『ミッション:インポッシブル:デッドレコニング』(2023)で再登場すると告知されていた。しかしストーリー上の事情だろうか、ダンローは前作には登場せず、本作『ファイナル・レコニング』でのカムバックとなったのだ。

再び登場するダンローは、イーサンにとって敵か味方か、そしてキトリッジとの因縁は? シリーズの集大成をより深く楽しむために、第1作をぜひ振り返っておいてみては。

映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は2025年5月17日(土)〜22日(木)先行上映、23日(金)公開。

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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