『マイアミ・バイス』新作映画が進行中、監督は『トップガン』『F1』ジョセフ・コシンスキー ─ 「飛行機、車、次はボートだ」

1984年~1989年にアメリカで人気を博し、2006年にも映画化された『マイアミ・バイス』が復刻する。『トップガン マーヴェリック』(2022)『F1(R)/エフワン』(2025)のジョセフ・コシンスキーが監督を務める再映画版が進行中なのだ。
「マイアミ・バイス」(別邦題「特捜刑事マイアミ・バイス」)は、1984年~1989年にアメリカで放送された刑事ドラマ。メトロ・デイド警察風紀取締班の潜入捜査官ソニー・クロケット&リカルド・タブスがさまざまな事件に挑むスタイリッシュなシリーズで、ドン・ジョンソン&フィリップ・マイケル・トーマスが主演した。
2006年には、ドラマ版の製作総指揮を務めたマイケル・マン監督によって、コリン・ファレル&ジェイミー・フォックス主演のリメイク版映画も製作されている。
新たな映画版はオリジナルのドラマ版に基づく。脚本は『トップガン マーヴェリック』のエリック・ウォーレン・シンガー、『ナイトクローラー』(2014)「キャシアン・アンドー」(2022-2025)のダン・ギルロイがすでに作業済みだ。
コシンスキー監督にとって、オリジナル版の「マイアミ・バイス」には格別な思い入れがあるという。「1985年、僕ら世代の他のみんなはコミックを読んだり、スター・ウォーズのフィギュアやトランスフォーマーのオモチャで遊んだりしていました。でも当時僕は『マイアミ・バイス』を観ていたんです」と米Colliderにて懐かしんでいる。
「僕にとって、ドラマ版はとても大事な思い出の作品。マイケル・マンの作品にも出会えましたし。あの時代には弱いんですよ。ああいう作品を観て育ちましたから。マイアミ出身というわけではないんですけど、すごくワクワクします。」
さらに「あまり言いすぎるわけにはいかないのですが、今、取り組んでいますよ」と進捗を伝えたコシンスキー。『マイアミ・バイス』といえば主人公のふたりがボートに乗って移動する姿が象徴的だが、「飛行機、車ときて、次はボートだと言われます」ともジョークを飛ばしている。
ちなみにコシンスキーにはこの企画のほか、スタジオが「最優先事項」と改めた『トップガン マーヴェリック』の続編や、そのプロデューサーであるジェリー・ブラッカイマーと再タッグを組む“UFO映画”(タイトル未定)も控えている。
飛行機、車ときて、次はボートか?UFOか?それともまた飛行機か?どんな乗り物であっても、新たな境地へと連れて行ってほしい。
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Source:Collider